CStringList クラス
更新 : 2007 年 11 月
CString オブジェクトのリストをサポートします。
class CStringList : public CObject
解説
すべての比較は、値によって行われます。つまり、文字列のアドレスではなく、文字列内の各文字が比較されます。
CStringList のメンバ関数は、CObList クラスのメンバ関数とほぼ同じです。メンバ関数については CObList クラスの説明を参照してください。関数の戻り値として CObject ポインタが使われている場合は、CString ポインタではなく、CString に置き換えてください。関数のパラメータとして CObject へのポインタが使われている箇所は、LPCTSTR に置き換えてください。
CObject*& CObList::GetHead() const;
は、次のように置き換えます。
CString& CStringList::GetHead() const;
また、
POSITION AddHead( CObject* <newElement> );
は、次のようになります。
POSITION AddHead( LPCTSTR <newElement> );
CStringList には、シリアル化および配列要素のダンプをサポートする IMPLEMENT_SERIAL マクロが組み込まれています。CString オブジェクトをアーカイブに保存するには、オーバーロード出力ストリーム演算子または Serialize メンバ関数を使います。各 CString の要素は順次シリアル化されます。
CString の要素を個別にダンプするには、ダンプ コンテキストの深さを 1 以上にします。
CStringList オブジェクトを削除するか、その要素を削除すると、該当する CString オブジェクトが削除されます。
CStringList の使い方の詳細については、「コレクション クラス」を参照してください。
必要条件
ヘッダー : afxcoll.h
参照
処理手順
COLLECT サンプル : MFC コレクション クラスの例