COleDateTimeSpan::Format
更新 : 2007 年 11 月
COleDateTimeSpan オブジェクトの書式化された文字列表現を生成します。
CString Format(
LPCTSTR pFormat
) const;
CString Format(
UINT nID
) const;
パラメータ
pFormat
printf の書式指定文字列と同じような書式指定文字列。パーセント (%) 記号に続く書式指定コードが、対応する COleDateTimeSpan の構成要素によって置き換えられます。書式指定文字列のその他の文字は、変更されることなく戻り値の文字列にコピーされます。Format の書式指定コードの値とその意味の一覧を以下に示します。%H 現在 CTimeSpan が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "時"
%M 現在 CTimeSpan が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "分"
%S 現在 CTimeSpan が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "秒"
%% パーセント記号
Format が受け取る書式指定コードはこれら 4 つだけです。
nID
書式指定文字列のリソース ID。
戻り値
書式化された期間値を含む CString を返します。
解説
これらの関数を呼び出して、期間値の書式化された表現を作成します。COleDateTimeSpan オブジェクトの状態が null のときは、戻り値は空文字列になります。状態が無効に設定されている場合、戻り値は文字列リソース IDS_INVALID_DATETIMESPAN で指定された文字列になります。
この関数の形式を簡単に説明します。
**Format(**pFormat )
この形式の関数は、printf と同様に、先頭にパーセント記号 (%) が付いた特殊な書式制御コードを持つ書式指定文字列を使用して、値を書式化します。書式指定文字列は、パラメータとして関数に渡されます。**Format(**nID )
この形式の関数は、printf と同様に、先頭にパーセント記号 (%) が付いた特殊な書式制御コードを持つ書式指定文字列を使用して、値を書式化します。書式指定文字列はリソースです。この文字列のリソース ID は、パラメータとして関数に渡されます。
ロケール ID 値の一覧については、Windows SDK の「Supporting Multiple National Languages」を参照してください。
使用例
// get the current time
COleDateTime tmStart = COleDateTime::GetCurrentTime();
// waste some time
CString str;
::Sleep(3000);
// get the current time again
COleDateTime tmFinish = COleDateTime::GetCurrentTime();
// find the difference
COleDateTimeSpan tmSpan = tmFinish - tmStart;
// tell the user
str = tmSpan.Format(_T("%S seconds elapsed"));
_tprintf_s(_T("%s\n"), (LPCTSTR) str);
必要条件
ヘッダー : atlcomtime.h