リンカ コマンド ラインの構文
更新 : 2007 年 11 月
LINK.EXE を実行するには、次の構文を使います。
LINK arguments
引数 argument でオプションとファイル名を指定します。指定する順序は自由です。まずオプションが処理され、次にファイルが処理されます。各引数の間には 1 つ以上のスペースかタブを挿入します。
メモ : |
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このツールは、Visual Studio コマンド プロンプトからのみ開始できます。システム コマンド プロンプトや Windows エクスプローラからは開始できません。 |
コマンド ラインでは、オプションはオプション指定子 (ダッシュ (-) またはスラッシュ (/)) とその後ろのオプション名から構成されます。オプション名の省略形は使用できません。引数を取るオプションにはコロン (:) を付け、その後ろに引数を指定します。1 つのオプションの中にはスペースやタブを挿入できません。ただし、/COMMENT オプションの引用符で囲んだ文字列の中では使用できます。数字の引数は 10 進表記か C 言語表記で指定します。オプション名とオプションのキーワードまたはファイル名の引数では、大文字と小文字が区別されません。ただし、引数として使う識別子は大文字と小文字が区別されます。
リンカにファイルを渡す場合は、コマンド ラインで LINK コマンドの後ろにファイル名を指定します。ファイル名は、絶対パスでも相対パスでもかまいません。また、ワイルドカードを使用することもできます。ドット (.) と拡張子を省略すると、拡張子 .obj のファイルと見なされます。ファイルの内容は、拡張子やその有無からは判断されません。リンカでは、ファイルの実際の内容を調べて種類を判定し、それに応じて処理します。
cl.exe では、動作が正常終了した場合 (エラーがない場合)、0 を返します。それ以外の場合、リンカはリンクを停止したエラーの番号を返します。たとえば、リンカは、LNK1104 を生成する場合は 1104 を返します。したがって、リンカがエラーについて返す最小のエラー番号は 1000 です。戻り値 128 は、オペレーティング システムまたは .config ファイルの構成に問題があることを表しており、ローダーは link.exe または c2.dll を読み込みませんでした。