/REBASE
更新 : 2007 年 11 月
/REBASE[:modifiers]
解説
このオプションでは、指定したファイルのベース アドレスを設定します。EDITBIN では、それぞれのファイル サイズ (64KB 単位に切り上げ) に応じて、連続したアドレス空間に新しいベース アドレスを割り当てます。ベース アドレスの詳細については、ベース アドレスのリンカ オプション (/BASE) を参照してください。
EDITBIN コマンド ラインの引数 files には、プログラムの実行可能ファイルと DLL を配置順に指定します。修飾子 (modifiers) も指定できます。修飾子を複数指定する場合は、修飾子をそれぞれカンマ (,) で区切ります。
修飾子 |
動作 |
|---|---|
BASE = アドレス |
ファイルにベース アドレスを再割り当てするときの開始アドレスを指定します。アドレスは、10 進表記または C 言語表記で指定します。BASE を指定しないと、既定の開始アドレス 0x400000 になります。DOWN を指定する場合は、必ず BASE を指定します。この場合、アドレスにはベース アドレス範囲の終了アドレスを設定します。 |
BASEFILE |
COFFBASE.TXT という名前のファイルを作成します。これは、LINK の /BASE オプションを指定した場合と同じ形式のテキスト ファイルです。 |
DOWN |
終了アドレスから下向きにベース アドレスを再配置します。ファイルは指定した順序に再配置され、最初に指定したファイルは、アドレス範囲の終了位置より下にある最も高いアドレスに置かれます。DOWN は BASE と併用し、ファイルの配置に十分なアドレス空間を確保できるようにします。指定したファイルに必要なアドレス空間を判定するには、/REBASE オプションを指定して EDITBIN を実行し、出力された合計サイズに 64KB を加えます。 |