CTimeSpan::CTimeSpan
更新 : 2007 年 11 月
さまざまな方法で CTimeSpan オブジェクトを構築します。
CTimeSpan( ) throw( );
CTimeSpan(
__time64_t time
) throw( );
CTimeSpan(
LONG lDays,
int nHours,
int nMins,
int nSecs
) throw( );
パラメータ
timeSpanSrc
既存の CTimeSpan オブジェクトを示します。time
__time64_t 時間値は、ある期間の秒数を示します。Visual C++ 6.0 およびそれ以前のバージョンでは、time は time_t の値でした。Visual C++ .NET 以降のバージョンではパラメータ time_t が自動的に __time64_t に変換されます。lDays, nHours, nMins, nSecs
日、時、分、秒を示します。
解説
これらのコンストラクタは、指定された相対時間で初期化した新しい CTimeSpan オブジェクトを構築します。各コンストラクタについて説明します。
CTimeSpan( ); 初期化されていない CTimeSpan オブジェクトを構築します。
CTimeSpan( const CTimeSpan& ); ほかの CTimeSpan 値から CTimeSpan オブジェクトを構築します。
CTimeSpan( __time64_t ); __time64_t 型から CTimeSpan オブジェクトを構築します。
CTimeSpan( LONG, int, int, int ); 各構成要素から CTimeSpan オブジェクトを構築します。各構成要素は次の範囲で制限されます。
構成要素
範囲
lDays
0 ~ 25,000 (およそ)
nHours
0–23
nMins
0–59
nSecs
0–59
Microsoft Foundation Class ライブラリのデバッグ環境では、日付、時間の構成要素の 1 つでも範囲外の場合は、アサートします。呼び出し時には、有効な引数を指定しているかどうかを確認してください。
使用例
CTimeSpan ts1; // Uninitialized time value
CTimeSpan ts2a(ts1); // Copy constructor
CTimeSpan ts2b = ts1; // Copy constructor again
CTimeSpan ts3(100); // 100 seconds
CTimeSpan ts4(0, 1, 5, 12); // 1 hour, 5 minutes, and 12 seconds
必要条件
ヘッダー : atltime.h