Web パーツページの表示モード

[アーティクル]
10/22/2014

更新 : 2007 年 11 月

ASP.NET Web パーツページには、複数の表示モードを適用できます。表示モードとはページ全体に適用される特別な状態を指し、特定のユーザーインターフェイス (UI) 要素を表示して有効にしたり、非表示にして無効にしたりできます。エンドユーザーは表示モードを使用して、Web パーツコントロールの編集、ページのレイアウトの変更、使用可能なコントロールのカタログからの新しいコントロールの追加など、ページを変更またはパーソナル化するための特定の作業を実行できます。

Web パーツの表示モードのしくみ

ページに適用できる表示モードは一度に 1 つだけです。WebPartManager コントロールは、Web パーツコントロールセットで使用できる表示モードの実装を格納し、ページに対するすべての表示モード操作を管理します。

通常、必要に応じて表示モードを切り替えるための UI をユーザーに提供します。ページの表示モードは、DisplayMode プロパティを使用してプログラムで変更できます。ページの表示モードの変更方法の詳細については、「チュートリアル : Web パーツページでの表示モードの変更」を参照してください。

Web パーツコントロールセットでは、表示 (エンドユーザーが Web ページの表示に使用する通常モード)、デザイン、編集、カタログ、および接続の 5 つの標準表示モードが使用されます。これらの表示モードはそれぞれ、WebPartDisplayMode クラスから派生しています。次の表に表示モードの一覧を示し、それぞれのモードの動作をまとめています。

表示モード	説明
BrowseDisplayMode	Web パーツコントロールと UI 要素を、エンドユーザーがページを表示する通常モードで表示します。
DesignDisplayMode	ゾーン UI を表示し、ユーザーが Web パーツコントロールをドラッグしてページのレイアウトを変更できるようにします。
EditDisplayMode	編集 UI 要素を表示し、エンドユーザーがページでコントロールを編集できるようにします。コントロールをドラッグできるようにします。
CatalogDisplayMode	カタログ UI 要素を表示し、エンドユーザーがページコントロールを追加および削除できるようにします。コントロールをドラッグできるようにします。
ConnectDisplayMode	接続 UI 要素を表示し、エンドユーザーが Web パーツコントロールを接続できるようにします。