方法 : プロパティを設定および取得する
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic では、フォームとコントロールのプロパティをプログラムによって実行時に設定できます。また、[プロパティ] ウィンドウを使用してデザインモードで設定することもできます。アセンブリからのオブジェクトなど、フォームやコントロール以外のオブジェクトのほとんどは、プログラムでしか設定できません。
設定と取得ができるプロパティは、読み取り/書き込みプロパティと呼ばれます。取得はできるが変更はできないプロパティは、読み取り専用プロパティと呼ばれます。書き込みはできるが取得はできないプロパティは、書き込み専用プロパティと呼ばれます。
オブジェクトの外観または動作を変更する場合に、プロパティの値を設定します。たとえば、テキスト ボックスの内容を変更するときは、テキスト ボックス コントロールの Text プロパティを変更します。
他のオブジェクトに値を割り当てるなど、次の処理に移る前にオブジェクトの状態を調べる場合は、プロパティの値を取得します。たとえば、テキスト ボックスの内容を変更する可能性のあるコードを実行する前に、テキスト ボックス コントロールの Text プロパティを使用して、テキスト ボックスの内容を取得できます。
プロパティ値を設定するには
次の構文を使います。
Object.property=expression
プロパティを設定するステートメントの例を次に示します。
' Set the Top property to 200 twips. TextBox1.Top = 200 ' Display the text box. TextBox1.Visible = True ' Display 'hello' in the text box. TextBox1.Text = "hello"
メモ : プロパティを ByRef のパラメータに渡して設定することもできます。この場合、プロパティは、ByRef のパラメータが返す結果によって更新されます。
プロパティ値を取得するには
次の構文を使います。
variable=Object.property
変数にプロパティを割り当てずに、プロパティの値をより複雑な式の一部として取得することもできます。オプション ボタン コントロールの Top プロパティを変更するコードの例を次に示します。
RadioButton1.Top += 20
参照
処理手順
概念
Visual Basic のオブジェクトとその他のオブジェクト