CArchive::WriteClass
更新 : 2007 年 11 月
WriteClass は、派生クラスのシリアル化中に、基本クラスのバージョン情報とクラス情報を格納するために使用します。
void WriteClass(
const CRuntimeClass* pClassRef
);
パラメータ
- pClassRef
要求されたクラス参照に対応する CRuntimeClass 構造体へのポインタ。
解説
WriteClass は、基本クラスの CRuntimeClass への参照を CArchive に書き込みます。参照を取得する場合は、CArchive::ReadClass を使用します。
WriteClass は、アーカイブされたクラス情報がランタイム クラスに互換性があるかどうかを検証します。互換性がない場合、WriteClass は CArchiveException をスローします。
ランタイム クラスでは、DECLARE_SERIAL および IMPLEMENT_SERIAL を使用する必要があります。使用しない場合、WriteClass は CNotSupportedException をスローします。
WriteClass の代わりに SerializeClass を使用すると、クラス参照の読み込みと書き込みの両方を処理できます。
使用例
CFile myFile(_T("My__test__file.dat"),
CFile::modeCreate | CFile::modeReadWrite);
// Create a storing archive.
CArchive arStore(&myFile, CArchive::store);
// Store the class CAge in the archive.
arStore.WriteClass(RUNTIME_CLASS(CAge));
// Close the storing archive.
arStore.Close();
// Create a loading archive.
myFile.SeekToBegin();
CArchive arLoad(&myFile, CArchive::load);
// Load a class from the archive.
CRuntimeClass* pClass = arLoad.ReadClass();
if (!pClass->IsDerivedFrom(RUNTIME_CLASS(CAge)))
{
arLoad.Abort();
}
必要条件
ヘッダー : afx.h