COleDataObject::GetFileData

更新 : 2007 年 11 月

CFile または CFile から派生したクラスのオブジェクトを作成し、CFile ポインタの指すオブジェクトに指定形式でデータを取得します。

CFile* GetFileData(
   CLIPFORMAT cfFormat,
   LPFORMATETC lpFormatEtc = NULL 
);

パラメータ

cfFormat
返されるデータの形式。このパラメータには、定義済みのクリップボード形式、または Windows ネイティブの RegisterClipboardFormat 関数が返す値を指定できます。
lpFormatEtc
返されるデータの形式を示す FORMATETC 構造体へのポインタ。cfFormat で指定されたクリップボード形式に追加の形式情報を指定するときは、このパラメータを指定します。パラメータが NULL のときは、FORMATETC 構造体のほかのフィールドには既定の値が使われます。

正常終了した場合は、データを保持する新しい CFile オブジェクトまたは CFile から派生したクラスのオブジェクトへのポインタを返します。それ以外の場合は NULL を返します。

データが格納されるメディアにより、戻り値が実際に指す型は CFile、CSharedFile または COleStreamFile のいずれかになります。

メモ :
この関数の返す値によって入手した CFile オブジェクトは、呼び出し元が所有しています。ファイルを閉じるとき、CFile オブジェクトを delete するのは呼び出し元が行ってください。