Len 関数 (Visual Basic)
更新 : 2007 年 11 月
指定された文字列の文字数、または変数の格納に必要な名目上のバイト数を含む整数型の値を返します。
Public Shared Function Len( _
ByVal Expression As { Boolean | Byte | SByte | Char | Double |
Integer | UInteger | Long | ULong | Object | Short | UShort |
Single | String | DateTime | Decimal } _
) As Integer
パラメータ
- Expression
有効な文字列型 (String) の式または変数名を指定します。Expression がオブジェクト型 (Object) の場合、Len 関数はその型が FilePut 関数によってファイルに書き込まれるときのサイズを返します。
解説
ユーザー定義の型およびオブジェクト型 (Object) の変数の場合、Len 関数はその型が FilePut 関数によってファイルに書き込まれるときのサイズを返します。Object に文字列型 (String) が含まれる場合は、文字列の長さを返します。Object にその他の型が含まれる場合は、オブジェクトが FilePut 関数によってファイルに書き込まれるときのサイズを返します。
VBFixedString 属性をオブジェクト内の文字列フィールドに適用すると、ディスクに書き込むときに文字列のサイズをバイト数で示すことができます。Len 関数は、Object 変数のサイズを判断するとき VBFixedString 属性を (可能であれば) 使用します。
メモ : |
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Len 関数をユーザー定義のデータ型に含まれる可変長文字列に対して実行する場合は、格納に必要な実際のバイトを決定できない場合があります。 |
メモ : |
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以前のバージョンの Visual Basic では、LenB 関数は文字数ではなくバイト数を返していました。これは主に、2 バイト文字セット (DBCS) アプリケーションで文字列を変換するために使用します。現在 Visual Basic のすべての文字列は Unicode で、LenB はサポートされていません。 |
使用例
Len 関数を使って文字列の文字数を返す例を次に示します。
' Initializes variable.
Dim TestString As String = "Hello World"
' Returns 11.
Dim TestLen As Integer = Len(TestString)
スマート デバイス開発者のためのメモ
Len 関数は、String 変数と Object 変数だけをパラメータとして受け入れます。Object に文字列型 (String) が含まれる場合は、文字列の長さを返します。パラメータが NULL Object 参照である場合は、ゼロを返します。Object にその他の型が含まれる場合は、例外がスローされます。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : Strings
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)