CRT へのリンクで使用されるメソッドの利点とトレードオフ
更新 : 2007 年 11 月
プロジェクトは、CRT と動的または静的にリンクできます。次の表は、使用する方法を選択するときに考慮する必要がある、利点とトレードオフの概要を示しています。
方法 |
利点 |
トレードオフ |
---|---|---|
CRT への静的リンク (([ランタイム ライブラリ] を [シングルスレッド] に設定) |
イメージを実行するシステムに CRT DLL が必要ありません。 |
約 25 KB のスタートアップ コードがイメージに追加され、コードが肥大化します。 |
CRT への動的リンク (([ランタイム ライブラリ] を [マルチスレッド] に設定) |
イメージに CRT スタートアップ コードが不要なため、イメージ サイズが大幅に小さくなります。 |
イメージを実行するシステムに CRT DLL が必要です。 |
「ATL プロジェクトでの CRT へのリンク」では、CRT とのリンク方式を選択する方法について説明します。