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..NET Framework Client Profile のエラー

更新 : 2008 年 7 月

Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) では、.NET Framework Client Profile と呼ばれる、軽量の .NET Framework ランタイムを配布できます。これは、.NET Framework 3.5 に含まれているバイナリのサブセットだけを含むランタイムです。.NET Framework Client Profile を使用すると、アプリケーションのユーザーに小規模な .NET Framework ライブラリを配布でき、ユーザーは、完全な .NET Framework 3.5 がシステムにインストールされていなくてもアプリケーションを実行できます。.NET Framework Client Profile の詳細については、「.NET Framework Client Profile」を参照してください。

エラー条件

アプリケーションが、.NET Framework Client Profile には含まれていない、アセンブリまたは依存アセンブリに含まれている機能を参照しようとした場合、ランタイム エラー メッセージが表示されることがあります (参照される機能が置かれている場所によって、メッセージの正確な内容は異なります)。このようなエラーを回避するには、正しくないアセンブリ参照をプロジェクトから削除するか、プロジェクトの対象を .NET Framework version 3.5 のサブセット ライブラリではなく完全な .NET Framework Client Profile にします。

プロジェクトに依存 DLL がないためにエラーが発生した場合は、不足している DLL を配置プロジェクトに追加するか、その DLL に依存する参照を削除します。

Cc668079.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

参照される機能が .NET Framework 3.5 ライブラリ以外の DLL に含まれている場合は、このメッセージを無視し、その依存機能がコードから呼び出されないことが確実であれば、アプリケーションをそのまま展開できます。このメッセージは、デザインに関する考慮事項の確認を促すためにのみ表示されます。

プロジェクトまたはプロジェクト内のアセンブリが .NET Framework version 3.5 の完全なライブラリでのみ使用できる機能を参照するためにエラーが発生し、プロジェクトの対象が .NET Framework Client Profile である場合は、.NET Framework version 3.5 の完全な機能への参照を削除するか、アプリケーションの対象を完全な .NET Framework version 3.5 に変更します。

参照

概念

.NET Framework Client Profile

その他の技術情報

特定の .NET Framework を対象にする

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

.NET Framework Client Profile を対象とする場合に発生する可能性のあるエラーの対処方法に関する新しいトピック。

SP1 機能変更