方法 : DataRepeater の項目の追加と削除を無効にする (Visual Studio)
更新 : 2008 年 7 月
既定では、ユーザーは DataRepeater コントロール内の項目を追加および削除できます。ユーザーは、DataRepeaterItem にフォーカスがあるときに Ctrl キーを押しながら N キーを押すか、BindingNavigator コントロールの AddNewItem ボタンをクリックして新しい項目を追加できます。ユーザーは、DataRepeaterItem にフォーカスがあるときに Del キーを押すか、BindingNavigator コントロールの DeleteItem ボタンをクリックして項目を削除できます。
追加と削除の機能は、デザイン時または実行時に無効にできます。
デザイン時に追加と削除を無効にするには
Windows フォーム デザイナで、DataRepeater コントロールを選択します。
メモ : コントロールの下部セクションを選択する必要があります。項目テンプレート セクションを選択している場合は、異なるプロパティ一式が表示されます。
[プロパティ] ウィンドウで、AllowUserToAddItems プロパティを False に設定します。
AllowUserToDeleteItems プロパティを False に設定します。
Windows フォーム デザイナで、BindingNavigator コントロールを選択し、AddNewItem ボタン (正符号が表示されているボタン) をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、Enabled プロパティを False に設定します。
Windows フォーム デザイナで、BindingNavigator コントロールを選択し、DeleteItem ボタン (赤い X が表示されているボタン) をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、Enabled プロパティを False に設定します。
コンポーネント トレイで、DataRepeater がバインドされている BindingSource を選択します。
[プロパティ] ウィンドウで、AllowNew プロパティを False に設定します。
Windows フォーム デザイナで、DeleteItem ボタンをダブルクリックしてコード エディタを開きます。
[イベント] ボックスの BindingNavigatorDeleteItem_EnabledChanged イベントをクリックします。
BindingNavigatorDeleteItem_EnabledChanged イベント ハンドラに次のコードを追加します。
if (bindingNavigatorDeleteItem.Enabled == true) { bindingNavigatorDeleteItem.Enabled = false; }
メモ : 現在のレコードが変更されるたびに BindingSource によって DeleteItem ボタンが有効になるため、この手順が必要となります。
実行時に追加と削除を無効にするには
Windows フォーム デザイナで、フォームをダブルクリックしてコード エディタを開きます。
Form_Load イベントに次のコードを追加します。
dataRepeater1.AllowUserToAddItems = false; dataRepeater1.AllowUserToDeleteItems = false; bindingNavigatorAddNewItem.Enabled = false; ordersBindingSource.AllowNew = false; bindingNavigatorDeleteItem.Enabled = false;
BindingNavigatorDeleteItem_EnabledChanged イベント ハンドラに次のコードを追加します。
if (bindingNavigatorDeleteItem.Enabled == true) { bindingNavigatorDeleteItem.Enabled = false; }
メモ : 現在のレコードが変更されるたびに BindingSource によって DeleteItem ボタンが有効になるため、この手順が必要となります。
参照
処理手順
DataRepeater コントロールのトラブルシューティング (Visual Studio)
概念
DataRepeater コントロールの概要 (Visual Studio)
参照
変更履歴
日付 |
履歴 |
理由 |
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2008 年 7 月 |
トピックを追加 |
SP1 機能変更 |