CWnd::GetDlgItemInt
更新 : 2007 年 11 月
nID で識別されるコントロールのテキストを取得します。
UINT GetDlgItemInt(
int nID,
BOOL* lpTrans = NULL,
BOOL bSigned = TRUE
) const;
パラメータ
nID
変換されるダイアログ ボックス コントロールの整数型の識別子を指定します。lpTrans
変換されたフラグを受け取る論理変数へのポインタです。bSigned
取得する値に符号を付けるかどうかを指定します。
戻り値
ダイアログ ボックス項目テキストの変換値を指定します。0 は有効な戻り値なので、エラーを検出するには lpTrans を使用する必要があります。符号付きの戻り値を得る場合は、int 型にキャストします。
変換された数値が INT_MAX (符号付き) または UINT_MAX (符号なし) よりも大きい場合、この関数は 0 を返します。
数字以外の文字を見つけたり、指定された最大値を越えたりするようなエラーが発生する場合、GetDlgItemInt 関数は lpTrans が示す位置に 0 をコピーします。エラーが発生しなかった場合は、lpTrans には 0 以外の値を設定します。lpTrans が NULL の場合は、GetDlgItemInt 関数はエラーに対する警告を行いません。
解説
テキストの最初にある余分なスペースを削除し、10 進数を変換して、特定のダイアログ ボックスにある指定されたコントロールのテキストを整数値に変換します。テキストの最後に到達するか、数字以外の文字を見つけたときに変換を停止します。
bSigned が TRUE のとき、GetDlgItemInt 関数はテキストの最初のマイナス符号 (-) を判定し、テキストを符号付きの整数に変換します。それ以外は、符号なしの値に変換します。
この関数は、コントロールに WM_GETTEXT メッセージを送ります。
必要条件
ヘッダー : afxwin.h