Replace 関数 (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

指定された文字列の一部を指定された回数分別の部分文字列で置換した文字列を返します。

Public Function Replace(
   ByVal Expression As String,
   ByVal Find As String,
   ByVal Replacement As String,
   Optional ByVal Start As Integer = 1,
   Optional ByVal Count As Integer = -1,
   Optional ByVal Compare As CompareMethod = CompareMethod.Binary
) As String

パラメータ

• Expression
  必ず指定します。置換する部分文字列を含む文字列式を指定します

• Find
  必ず指定します。検索する部分文字列を指定します。

• Replacement
  必ず指定します。置換する部分文字列を指定します。

• Start
  (省略可能。) Expression 内の部分文字列の検索開始位置を指定します。このパラメータを省略すると、1 を指定したものと見なされます。

• Count
  (省略可能。) 置換する部分文字列数を指定します。このパラメータを省略すると、既定値の -1 が使用され、すべての候補が置換されます。

• Compare
  (省略可能。) 部分文字列を評価するときに使用する文字列比較のモードを表す数値を指定します。値については、「設定」を参照してください。

設定

引数 Compare の設定値は次のとおりです。

定数	説明
Binary	バイナリ モードで比較を行います。
Text	テキスト モードで比較を行います。

戻り値

Replace 関数の戻り値は次のとおりです。

条件	Replace の戻り値
Find の長さが 0、または Nothing	Expression
Replace の長さが 0	Find の出現しない Expression
Expression の長さが 0 か Nothing、または Start の値が Expression の長さよりも大きい	Nothing
Count が 0 のとき	Expression

例外

例外の種類	エラー番号	条件
ArgumentException	5	Count < -1 または Start <= 0 です。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、"エラー番号" の列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と比較することもできます)。ただし、可能であれば、このようなエラー制御は Visual Basic の構造化例外処理の概要 に置き換えることを検討してください。

解説

Replace 関数の戻り値は、文字列 Expression を Find と Replace の値に指定された方法で置換処理した、Start の位置から末尾までの文字列です。

使用例

Replace 関数の使用例を次に示します。

Dim TestString As String = "Shopping List"
' Returns "Shipping List".
Dim aString As String = Replace(TestString, "o", "i")

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : Strings

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

文字列操作の概要

Filter 関数 (Visual Basic)

ArgumentException