My.Application.ChangeCulture メソッド
更新 : 2007 年 11 月
現在のスレッドが、文字列の操作と文字列の書式設定のため使用しているカルチャを変更します。
' Usage
My.Application.ChangeCulture(cultureName)
' Declaration
Public Sub ChangeCulture( _
ByVal cultureName As String _
)
パラメータ
- cultureName
カルチャの名前を指定する String です。有効な名前の一覧については、CultureInfo を参照してください。
例外
例外を引き起こす可能性のある状態を次に示します。
cultureName 引数が Nothing です (ArgumentNullException)。
cultureName 引数が、有効なカルチャ名ではありません (ArgumentException)。
解説
My.Application.ChangeCulture メソッドは現在のスレッドの CurrentCulture プロパティを変更します。CurrentCulture は、そのスレッドのすべての処理における既定の日付、時刻、通貨、および数の書式、テキストのソート順、文字列の比較、大文字小文字の区別を決定します。
現在のカルチャを取得するには、My.Application.Culture プロパティ プロパティか CurrentCulture プロパティを使用します。
CurrentCulture の設定は、言語の設定とは違います。このプロパティには、地理的地域の標準設定に関連するデータだけが含まれています。したがって、CurrentCulture プロパティは、特定のカルチャまたは InvariantCulture にだけ設定できます。
現在のスレッドがカルチャ固有のリソースを取得するために使用しているカルチャを変更するには、My.Application.ChangeUICulture メソッドを使用します。
セキュリティに関するメモ : |
---|
My.Application.ChangeCulture メソッドを使用するには、ControlThread が設定された SecurityPermission が必要です。スレッドに関連付けられたセキュリティの状態によっては、スレッドを操作することは危険です。したがって、このアクセス許可は必要な場合にだけ、信頼できるコードに対して付与してください。信頼度の低いコードではスレッドのカルチャを変更できません。 |
使用例
次の例に、カルチャを変更することによって、日付の文字列表現がどのように変化するかを示します。
Private Sub TestChangeCulture()
' Store the current culture.
Dim currentculture As String = My.Application.Culture.Name
MsgBox("Current culture is " & currentculture)
Dim jan1 As New Date(2005, 1, 1, 15, 15, 15)
My.Application.ChangeCulture("en-US")
MsgBox("Date represented in en-US culture: " & jan1)
' 1/1/2005 3:15:15 PM
My.Application.ChangeCulture("")
MsgBox("Date represented in invariant culture" & jan1)
' 01/01/2005 15:15:15
' Restore the culture.
My.Application.ChangeCulture(currentculture)
End Sub
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices
クラス : WindowsFormsApplicationBase、ApplicationBase
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll 内)
使用可能なプロジェクトの種類
プロジェクトの種類 |
使用可/不可 |
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Windows アプリケーション |
可 |
クラス ライブラリ |
可 |
コンソール アプリケーション |
可 |
Windows コントロール ライブラリ |
可 |
Web コントロール ライブラリ |
不可 |
Windows サービス |
可 |
Web サイト |
不可 |
アクセス許可
次のアクセス許可が必要になる可能性があります。
アクセス許可 |
説明 |
---|---|
コードに適用されたセキュリティ アクセス許可のセットを記述します。関連する列挙値 : ControlThread。 |
詳細については、「コード アクセス セキュリティ」および「アクセス許可の要求」を参照してください。