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Visual Studio による双方向言語用アプリケーションの作成

更新 : 2007 年 11 月

Visual Studio では、アラビア語やヘブライ語など、右から左に書く言語で正しくテキストが表示されるアプリケーションを作成できます。いくつかの機能については、単にプロパティを設定するだけで済みます。それ以外の場合は、コードで機能を実装する必要があります。

a9d2b0zt.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

双方向言語を入力したり表示したりするには、適切な言語に設定されたバージョンの Windows を使用する必要があります。英語バージョンの Windows に適切な Language Pack をインストールする方法と、適切にローカライズされたバージョンの Windows を使用する方法があります。

Windows アプリケーション

双方向テキスト、右から左への読み取り順序、およびミラー化 (ウィンドウ、メニュー、ダイアログ ボックスなどのレイアウトの反転) をサポートする、完全な双方向アプリケーションを作成できます。ミラー化を除き、これらの機能は、既定またはプロパティ設定により使用できるようになっています。ミラー化は、メッセージ ボックスなどいくつかの機能に対してはあらかじめサポートされています。ただし、それ以外の場合には、ミラー化をコードで実装する必要があります。

詳細については、「Windows フォーム アプリケーションの双方向サポート」を参照してください。

Web アプリケーション

Web アプリケーションのユーザー インターフェイスはブラウザに依存しているため、Web アプリケーションでの双方向サポートの内容は、ユーザーのブラウザが双方向機能をどの程度サポートしているかによって多少異なります。Visual Studio では、アラビア語またはヘブライ語のテキスト、右から左への読み取り順序、ファイルのエンコーディング、およびローカル カルチャ設定をサポートするアプリケーションを作成できます。

同様に Web サービスも UTF-8 および Unicode のテキストの送受信をサポートしているため、双方向言語を使用するアプリケーションで適切に使用できます。

詳細については、「ASP.NET Web アプリケーションに対する双方向サポート」を参照してください。

コンソール アプリケーション

コンソール アプリケーションでは、双方向言語のテキストがサポートされません。これは Visual Studio の直接の制限ではなく、Windows におけるコンソール アプリケーションの動作のしくみによるものです。

参照

概念

Windows フォーム アプリケーションの双方向サポート

ASP.NET Web アプリケーションに対する双方向サポート

その他の技術情報

アプリケーションのグローバル化

アプリケーションのローカライズ