方法 : Windows フォーム TextBox コントロールで複数行を表示する
更新 : 2007 年 11 月
既定の Windows フォーム TextBox コントロールでは、単一行のテキストが表示され、スクロール バーは表示されません。使用できる領域よりもテキストが長い場合は、テキストの一部だけが表示されます。この既定の動作は、Multiline、WordWrap、および ScrollBars の各プロパティを適切な値に設定することにより変更できます。
TextBox コントロールに復帰を表示するには
複数行 TextBox に復帰を表示するには、NewLine プロパティを使用します。
エスケープ文字 (\) の解釈は言語に固有であることに注意してください。Visual Basic では、復帰とライン フィード文字の組み合わせを表すために Chr$(13) & Chr$(10) を使用します。
TextBox コントロールに複数行を表示するには
Multiline プロパティを true に設定します。WordWrap を既定値である真 (true) に設定している場合、コントロールのテキストは 1 つ以上の段落として表示されます。真 (true) に設定していない場合、テキストはリストとして表示され、一部の行はコントロールの端で隠れてしまうことがあります。
ScrollBars プロパティに適切な値を設定します。
値
説明
テキストの段落が、ほぼ常にコントロールに適合する場合に使用します。テキストが長すぎて一度にすべてを表示できない場合は、マウス ポインタを使用して、コントロールの内部を移動できます。
TextBox コントロールの幅よりも長い行のリストを表示する場合に使用します。
リストがコントロールの高さよりも長い場合に使用します。
WordWrap プロパティに適切な値を設定します。
値
説明
false
コントロールのテキストは、自動的に折り返されないため、改行に到達するまで右方向にスクロールされます。この値は、上記の Horizontal スクロール バーまたは Both を選択した場合に使用します。
true (既定値)。
水平スクロール バーは表示されません。この値は、上記の Vertical スクロール バーまたは None を選択した場合に使用して、1 つ以上の段落を表示します。
参照
処理手順
方法 : Windows フォーム TextBox コントロールでのカーソル位置を制御する
方法 : Windows フォームの TextBox コントロールを使用してパスワード テキスト ボックスを作成する
方法 : 読み取り専用テキスト ボックスを作成する (Windows フォーム)
方法 : 文字列に引用符を挿入する (Windows フォーム)
方法 : Windows フォーム TextBox コントロールでテキストを選択する
参照
TextBox コントロールの概要 (Windows フォーム)