方法 : アクセシビリティ オプションを設定する
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio には、視力の弱い方に見やすい表示にしたり、動作に制限があっても入力しやすくするための機能が装備してあります。たとえば、エディタ内のテキストのサイズや色を変更する機能、ツール バーのテキストやボタンのサイズを変更する機能、入力する文字数を減らすためのメソッドやパラメータのオート コンプリート機能などがあります。
また、Visual Studio では、Dvorak 配列のキーボードがサポートされています。この配列では、最も使用頻度の高い文字が最も入力しやすい位置にあります。また、Visual Studio で設定されている既定のショートカット キーをカスタマイズすることもできます。詳細については、「方法 : ショートカット キーの組み合わせを操作する」を参照してください。
メモ : |
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使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。 |
エディタ、ダイアログ、およびツール ウィンドウ
既定では、Visual Studio のダイアログ ボックスおよびツール ウィンドウに対し、オペレーティング システムで使用されているフォント サイズが使用されます。また、ダイアログ ボックスとツール ウィンドウの配色の設定も、既定ではオペレーティング システムで使われている設定と同じです。
テキスト ベースのツール ウィンドウ、たとえば [コマンド] ウィンドウ、[イミディエイト] ウィンドウ、[出力] ウィンドウなどでは、[ツール] ダイアログ ボックスの [環境] オプションの [フォントおよび色] ペインで設定を変更できます。[設定の表示] ドロップダウン リストで [すべてのテキスト ツール ウィンドウ] が選択されている場合、[前景色] ドロップダウン リストおよび [背景色] ドロップダウン リストの既定の設定として [既定値] が表示されます。エディタでのテキスト表示方法に関する設定も変更できます。
テキスト ベースのツール ウィンドウおよびエディタでのテキスト サイズを変更するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] フォルダの [フォントおよび色] をクリックします。
[設定の表示] メニューのオプションをクリックします。
エディタ内のテキストのフォント サイズを変更するには、[テキスト エディタ] をクリックします。
テキスト ベースのツール ウィンドウのテキストのフォント サイズを変更するには、[すべてのテキスト ツール ウィンドウ] をクリックします。
エディタ内のツールヒント テキストのフォント サイズを変更するには、[エディタのツール ヒント] をクリックします。
ステートメントのオート コンプリート用のポップアップで使用するテキストのフォント サイズを変更するには、[入力候補] をクリックします。
[表示項目] の [テキスト形式] を選択します。
[フォント (太字は固定幅フォントを示します)] で新しいフォントの種類を選択します。
[サイズ] で新しいフォントのサイズを選択します。
メモ : テキスト ベースのツール ウィンドウおよびエディタのテキスト サイズをリセットするには [既定値を使用] をクリックします。
[OK] をクリックします。
また、エディタ内のテキスト、マージン インジケータ、空白文字、およびコード要素の既定の色を変更することもできます。
メモ : |
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オペレーティング システム上の全アプリケーション ウィンドウでハイコントラスト色を使用する場合は、左 Alt + 左 Shift + PrintScreen を押します。Visual Studio が起動されている場合は、Visual Studio を終了してから再起動すると、ハイコントラスト色の機能を完全に利用できます。 |
エディタ内の項目の色を変更するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] フォルダの [フォントおよび色] をクリックします。
[設定の表示] の [テキスト エディタ] をクリックします。
[表示項目] から、[テキスト形式]、[インジケータ マージン]、[スペースの表示]、[HTML の属性名]、[XML 属性] など変更対象の項目を選択します。
[前景色]、[背景色]、および [太字] の各オプションから表示設定を選択します。
[OK] をクリックします。
エディタのコード ビューでは、ポップアップ ウィンドウの表示も選択できます。ポップアップ ウィンドウを表示し、関数またはステートメントを完成させるために利用できる現在のオブジェクトのメンバおよびパラメータを示すことができます。キー入力が困難な場合は、ポップアップ ウィンドウの表示が役に立ちます。ただし、ポップアップ ウィンドウを表示するとコード エディタのフォーカスが妨げられるので、ユーザーによっては問題になる場合があります。ポップアップ ウィンドウの表示を中止するには、[オプション] ダイアログ ボックスの [テキスト エディタ]、[すべての言語]、[全般] を順にクリックし、[自動メンバ表示] および [パラメータ ヒント] をオフにします。C または Visual C++ のコードを編集する場合は、[オプション] のダイアログ ボックスの [書式設定] ([オプション] ダイアログ ボックス - [テキスト エディタ] - [C/C++]) にある [自動クイック ヒントのツールヒントを有効にする] をオフにします。
統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) のウィンドウを作業に最も適した位置に整列し直すことができます。ツール ウィンドウごとに、ドッキング、ドッキングの解除、非表示、自動非表示を指定できます。また、マルチ ドキュメント モードを選択することもできます。このモードでは、一度に 1 つのウィンドウにアクセスできます。スクリーン リーダーを使用している場合は、この設定が適しています。IDE の設定をスクリーン リーダーとの親和性の高い設定にする、アクセシビリティ マクロを適用することもできます。詳細については、「マクロ サンプル」を参照してください。
マルチ ドキュメント モードを使用するには
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[環境] の [全般] をクリックします。
[ウィンドウ レイアウト] の [マルチ ドキュメント] をクリックします。
[OK] をクリックします。
ウィンドウ レイアウトを変更する方法の詳細については、「ウィンドウの管理」を参照してください。
ツール バー
ツール バーの操作性を向上させるために、ツール バー ボタンを拡大したり、テキストを追加したりできます。
ツール バーに大きいアイコンを表示するには
[ツール] メニューの [ユーザー設定] をクリックします。
[ユーザー設定] ダイアログ ボックスの [ツール バー] タブをクリックします。
[大きいアイコンを使用する] オプションをクリックします。
ツール バー ボタンにテキストを割り当てるには
[ツール] メニューの [ユーザー設定] をクリックします。
[ユーザー設定] ダイアログ ボックスの [コマンド] タブをクリックします。
[コマンドの配置の変更] をクリックします。
[ツール バー] を選択してから、テキストを表示するボタンが含まれているツール バーの名前をクリックします。
リスト ボックスから、変更対象のコマンドを選択します。
[選択したボタンの編集] をクリックします。
[イメージとテキストを表示] をクリックします。
ボタンの表示テキストを変更するには
[選択したボタンの編集] を再度クリックします。
[名前] の右側に、選択したボタンの新しいキャプションを入力します。