Visual Basic .NET におけるコンポーネントのインスタンス化の変更点
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic 6.0 では、インスタンスの作成はクラスの Instancing プロパティで制御され、このプロパティを使用して、クラスのアクセス レベル (Public、Private、および Friend) とオブジェクトの作成方法を設定していました。
Visual Basic .NET では、クラスのアクセス修飾子に Public、Private、または Friend のいずれかを設定してから、ユーザーがクラスのインスタンスを作成する権限をコンストラクタ (Sub New) のアクセス レベル設定で次の表に従って指定します。
Visual Basic 6.0 でのインスタンス化 |
Visual Basic .NET |
---|---|
Private |
Access クラスの属性 : Private |
PublicNotCreatable |
Access クラスの属性 : Public。Friend (Friend Sub New) コンストラクタを宣言します。 |
SingleUse |
サポートされていません。* |
GlobalSingleUse |
サポートされていません。* |
MultiUse |
Access クラスの属性 : Public。Public (Public Sub New) コンストラクタを宣言します。 |
GlobalMultiUse |
サポートされていません。* |
* SingleUse、GlobalSingleUse、GlobalMultiUse のいずれかに相当する、クラス アクセスとコンストラクタ アクセスの組み合わせはありません。クライアント プログラムにクラスをインポートすることで、GlobalMultiUse と同様の効果が得られます。ただし、これは修飾子を付けずに共有メンバをアクセス可能にしているだけです。パブリックなモジュールを使用しても同様の効果が期待できます。