CDaoWorkspace::RepairDatabase

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

Microsoft Jet データベースエンジンにアクセスする障害のあるデータベースの修復を試みます。

static void PASCAL RepairDatabase( 
   LPCTSTR lpszName  
);

パラメータ

lpszName
既存の Microsoft Jet エンジンデータベースファイルのパスとファイル名。パスを省略すると、現在のフォルダだけが検索されます。ネットワークで統一名前付け規約 (UNC) がサポートされているときは、"\\\\MYSERVER\\MYSHARE\\MYDIR\\MYDB.MDB" のように、ネットワークパスも指定できます。"\" は C++ のエスケープ文字のため、パス文字列には 2 つの円記号が必要です。

解説

lpszName で指定されたデータベースは、修復の前に閉じる必要があります。マルチユーザー環境では、修復中にほかのユーザーが lpszName を開くことはできません。lpszName が閉じられていないか、排他的に使用ができない場合、エラーが発生します。

このメンバ関数は、不完全な書き込み操作により不正であるとしてマークされたデータベースの修復を試みます。障害は、Microsoft Jet データベースエンジンを使用しているアプリケーションが、電源やコンピュータハードウエアの問題などにより、予期しない状況で閉じられたときに発生することがあります。操作を完了し、Close メンバ関数を呼び出すか、通常の方法でアプリケーションを終了させた場合には、データベースが不正であるとしてマークされることはありません。

メモ :
データベースの修復後、ファイルのデフラグメント化と、ディスクスペースの修復のために、CompactDatabase メンバ関数を使用して、データベースを再構成することをお勧めします。