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3. ランタイム ライブラリの関数

このセクションでは、OpenMP C/C++ ランタイム ライブラリ関数について説明します。ヘッダー <omp.h> は、並列実行環境の制御と問い合わせに使用される関数と、データへのアクセスの同期をとるためのロック関数の 2 つの種類の関数を宣言します。

omp_lock_t 型は、ロックが使用できるか、またはスレッドがロックを所有しているかを表すオブジェクト型です。これらのロックは "単純ロック" と呼ばれます。

omp_nest_lock_t 型は、ロックが使用できることを表すか、またはロックを所有するスレッドの ID と入れ子カウント (以下参照) の両方を表すオブジェクト型です。これらのロックは "入れ子にできるロック" と呼ばれます。

ライブラリ関数は、"C" リンケージを持つ外部関数です。

この章では、次のトピックについて説明します。