CRecordset::GetDefaultSQL
更新 : 2007 年 11 月
実行する既定の SQL 文字列を取得するために呼び出されます。
virtual CString GetDefaultSQL( );
戻り値
既定の SQL ステートメントを保持している CString。
解説
レコードセットの基になっている既定の SQL ステートメントを取得するために、フレームワークが呼び出します。テーブル名または SQL SELECT ステートメントになります。
ClassWizard を使ってレコードセット クラスを定義することにより、既定の SQL ステートメントを間接的に定義しています。ClassWizard がこの定義を行います。
ユーザーが独自に使うために SQL ステートメント文字列を必要とするときは、GetSQL 関数を呼び出します。GetSQL 関数は、レコードセットのオープン時にレコードセットのレコードを選択するのに使う SQL ステートメントを返します。派生クラスで GetDefaultSQL 関数をオーバーライドして、既定の SQL 文字列を編集できます。たとえば、CALL ステートメントを使って組み込みのクエリの呼び出しを指定することもできます。(ただし、GetDefaultSQL を編集するときは、データ ソース内の列数が合うように m_nFields を修正する必要があります。
詳細については、「レコードセット : テーブルにアクセスするレコードセット クラスの宣言 (ODBC)」を参照してください。
注意 : |
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フレームワークがテーブル名を識別できない場合、または重複したテーブル名が指定された場合、または CALL ステートメントが解釈できなかった場合は、テーブル名は空になります。CALL ステートメントを使用する場合は、中かっこと CALL キーワードの間にスペースは挿入できません。また中かっこの前または SELECT ステートメント中の SELECT キーワードの前にもスペースを挿入できません。 |
必要条件
ヘッダー : afxdb.h