型のメンバの作成
更新 : 2007 年 11 月
クラス ダイアグラムに型を作成した後で、その型にメンバを追加し、構成できます。メンバの追加については、「方法 : メンバを作成する」を参照してください。メンバの変更 (構成) については、「方法 : 型のメンバを変更する」を参照してください。
クラス ダイアグラムに表示できる各型には、特定の種類のメンバを含めることができます。次の表は、型とその型に含めることのできるメンバを示しています。
型 |
含めることのできるメンバ |
|---|---|
クラス |
メソッド、プロパティ (C# と Visual Basic の場合)、フィールド、イベント (C# と Visual Basic の場合)、コンストラクタ (メソッド)、デストラクタ (メソッド)、定数 |
列挙 |
メンバ |
構造体 |
メソッド、プロパティ (C# と Visual Basic の場合)、フィールド、イベント (C# と Visual Basic の場合)、コンストラクタ (メソッド)、定数 |
インターフェイス |
メソッド、プロパティ、イベント (C# と Visual Basic の場合) |
デリゲート |
パラメータ |
.gif "メモ") メモ : |
|---|
パラメータを指定できる型はデリゲートだけです。メソッドのパラメータを指定し、それをクラス、構造体、およびインターフェイスの型に追加できます。詳細については、「方法 : メソッドにパラメータを追加する」を参照してください。 |
自動実装するプロパティ (C#)
| メモ : |
|---|
この機能は、Visual C# 以外では使用できません。 |
自動実装するプロパティを使用すると、このプロパティの get アクセサと set アクセサで追加のロジックが必要ない場合に、プロパティ宣言がより簡単になります。以下のようなプロパティを宣言する場合、コンパイラはプライベートな匿名フィールドを作成します。このフィールドには、get アクセサと set アクセサでしかアクセスできません。次の例は、いくつかの自動実装プロパティを持つ簡単なクラスを示しています。
public class Contact
{
public string Name { get; set; }
public string Address { get; set; }
public int ContactNumber { get; set; }
// If the set accessor is private, ID is a read-only property.
public int ID { get; private set; }
}
読み取り専用の自動実装プロパティは、プライベートな set アクセサを指定することによって作成できます。これは、以前に IDNumber で行ったことと同様です。
[完全署名の表示] を指定すると、クラス ダイアグラムは上記の署名を次のように表示します。
Name { get; set; } string
Address { get; set; } string
ContactNumber { get; set; } int
完全署名を表示するには、[クラス ダイアグラム] メニューの [メンバ形式の変更] を選択し、[完全署名の表示] をクリックします。
自動実装プロパティの詳細については、以下を参照してください。
拡張メソッド
拡張メソッドを使用すると、新規の派生型の作成、再コンパイル、または元の型の変更を行うことなく既存の型にメソッドを追加できます。拡張メソッドは特別な種類の静的メソッドで、拡張された型のインスタンス メソッドであるかのようにして呼び出します。C# および Visual Basic で作成されたクライアント コードの場合は、拡張メソッドの呼び出しと、型で実際に定義されたメソッドの呼び出しに明確な違いはありません。
拡張メソッドの詳細については、以下を参照してください。