_ismbb 系ルーチン
更新 : 2007 年 11 月
_ismbb 系の各ルーチンは、現在のロケールまたは指定された LC_CTYPE 変換状態カテゴリを使用して、整数値 c を特定の条件に対してテストします。
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解説
_ismbb 系の各ルーチンは、指定した整数値 c が特定の条件を満たしているかどうかを調べます。テスト結果は、使用中のマルチバイト コード ページによって異なります。既定では、マルチバイト コード ページは、プログラムの起動時にオペレーティング システムから取得されたシステム既定の ANSI コード ページに設定されます。マルチバイト コード ページの問い合わせは _getmbcp で、変更は _setmbcp で行うことができます。
出力値は、ロケールの LC_CTYPE カテゴリの設定で決まります。詳細については、「setlocale」を参照してください。_l サフィックスが付いていないこの関数のバージョンでは、依存する動作に現在のロケールを使用します。_l サフィックスが付いているバージョンは、渡されたロケール パラメータを代わりに使用する点を除いて同じです。
_ismbb 系ルーチンは、指定された整数値 c を次のように調べます。
ルーチン |
バイトのテスト条件 |
---|---|
isalnum || _ismbbkalnum. |
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isalpha || _ismbbkalnum. |
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_ismbbprint と同義ですが、_ismbbgraph は空白文字 (0x20) を含みません。 |
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区切り記号以外の非 ASCII テキスト記号。たとえば、コード ページ 932 に限り、_ismbbkalnum は半角カタカナを調べます。 |
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半角カタカナ (0xA1 ~ 0xDF)。コード ページ 932 に固有の処理です。 |
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非 ASCII テキスト記号、または非 ASCII 区切り文字記号。たとえば、コード ページ 932 に限り、_ismbbkprint は半角カタカナおよび半角カタカナ区切り文字 (0xA1 ~ 0xDF) を調べます。 |
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非 ASCII 区切り文字。たとえば、コード ページ 932 に限り、_ismbbkpunct はカタカナ区切り文字を調べます。 |
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マルチバイト文字の第 1 バイト。たとえば、コード ページ 932 に限り、有効な範囲は 0x81 ~ 0x9F および 0xE0 ~ 0xFC です。 |
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isprint || _ismbbkprint。ismbbprint は、空白文字 (0x20) を含みます。 |
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ispunct || _ismbbkpunct. |
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マルチバイト文字の第 2 バイト。たとえば、コード ページ 932 に限り、有効な範囲は 0x40 ~ 0x7E および 0x80 ~ 0xEC です。 |
次の表は、これらのルーチンのテスト条件となる論理和値を示しています。記号定数 _BLANK、_DIGIT、_LOWER、_PUNCT および _UPPER は、Ctype.h で定義されています。
ルーチン |
_BLANK |
_DIGIT |
LOWER |
_PUNCT |
UPPER |
非 ASCII 文字。 text |
非 ASCII 文字。 区切り文字 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
_ismbbalnum |
— |
x |
x |
— |
x |
x |
— |
_ismbbalpha |
— |
— |
x |
— |
x |
x |
— |
_ismbbgraph |
— |
x |
x |
x |
x |
x |
x |
_ismbbkalnum |
— |
— |
— |
— |
— |
x |
— |
_ismbbkprint |
— |
— |
— |
— |
— |
x |
x |
_ismbbkpunct |
— |
— |
— |
— |
— |
— |
x |
_ismbbprint |
x |
x |
x |
x |
x |
x |
x |
_ismbbpunct |
— |
— |
— |
x |
— |
— |
x |
_ismbb ルーチンは、関数およびマクロとして実装されています。実装の選択の詳細については、「関数またはマクロの選択に関する推奨事項」を参照してください。
同等の .NET Framework 関数
該当なし。ただし、「System::Globalization::CultureInfo」を参照してください。