CHotKeyCtrl クラス
更新 : 2007 年 11 月
Windows コモン ホット キー コントロールの機能が用意されています。
class CHotKeyCtrl : public CWnd
解説
"ホット キー コントロール" は、ユーザーがホット キーを作成できるウィンドウです。"ホット キー" は、ユーザーがすばやく操作を実行できるキーの組み合わせです。たとえば、ユーザーは指定したウィンドウをアクティブにして、ウィンドウを Z オーダーの最上位に持ってくるようなホット キーを作成できます。ホット キー コントロールは、ユーザーの選択を表示し、ユーザーが有効なキーの組み合わせを選択できるようにします。
このコントロール (および CHotKeyCtrl クラス) は、Windows 95/98 と Windows NT Version 3.51 以降の環境で実行されているプログラムでのみ利用できます。
ユーザーがキーの組み合わせを選択すると、アプリケーションはコントロールから指定されたキーの組み合わせを取得し、WM_SETHOTKEY メッセージを使ってシステムにホット キーをセットアップします。セットアップ後に、システムのどの位置からでもユーザーがホット キーを押すと、WM_SETHOTKEY メッセージで指定されたウィンドウが SC_HOTKEY を指定する WM_SYSCOMMAND メッセージを受け取ります。このメッセージは、メッセージを受け取ったウィンドウをアクティブにします。WM_SETHOTKEY を呼び出したアプリケーションが終了するまで、ホット キーは有効です。
この機構は、WM_HOTKEY メッセージによるホット キーのサポートや、Windows の RegisterHotKey 関数と UnregisterHotKey 関数を使ったホット キーのサポートとは異なります。
CHotKeyCtrl の使い方の詳細については、「コントロール」および「CHotKeyCtrl の使い方」を参照してください。
必要条件
ヘッダー : afxcmn.h