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CDaoRecordset::SetCacheSize

更新 : 2007 年 11 月

キャッシュされるレコード数を設定します。

void SetCacheSize(
   long lSize 
);

パラメータ

  • lSize
    レコード数。一般的な値は 100 です。0 を設定すると、キャッシュはオフとなります。レコード数は、5 ~ 1200 に設定する必要があります。キャッシュは、かなりのメモリ領域を使用することがあります。

解説

キャッシュは、サーバーから直前に取り出されたデータがアプリケーションが実行中に再度要求されることを想定して、そのデータを保持しておくローカル メモリ領域です。データのキャッシュにより、ダイナセット タイプのレコードセット オブジェクトを使用してリモート サーバーからデータを取り出すアプリケーションのパフォーマンスが向上します。Microsoft Jet データベース エンジンは、データが要求されると、サーバーからデータをフェッチする前にキャッシュを調べます。サーバーからのデータのフェッチには時間がかかるためです。ODBC データ ソースからでないデータは、キャッシュには保存されません。

接続されたテーブルのような ODBC データ ソースは、ローカル キャッシュを持つことができます。キャッシュを作成するには、リモート データ ソースからレコードセット オブジェクトを開き、レコードセットの SetCacheSizeSetCacheStart メンバ関数を呼び出します。その後、FillCache メンバ関数を呼び出すか、移動操作の 1 つを使ってレコード内を移動します。SetCacheSize メンバ関数のパラメータ lSize は、アプリケーションが一度に作業できるレコードの数を設定する基準になります。たとえば、画面に表示されるデータのソースとしてレコードセットを使用している場合、一度に 20 レコードを表示するには、SetCacheSize のパラメータ lSize に 20 を渡します。

関連情報については、DAO ヘルプの「CacheSize, CacheStart Properties」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxdao.h

参照

参照

CDaoRecordset クラス

階層図

CDaoRecordset::FillCache

CDaoRecordset::GetCacheSize

CDaoRecordset::GetCacheStart

CDaoRecordset::SetCacheStart

その他の技術情報

CDaoRecordset のメンバ