/DRIVER (Windows NT カーネル モード ドライバ)
更新 : 2007 年 11 月
/DRIVER[:UPONLY | :WDM]
解説
/Driver リンカ オプションは、Windows NT カーネル モード ドライバをビルドするときに使用します。
/DRIVER:UPONLY により、出力ヘッダーにユニプロセッサ (UP) ドライバを指定する IMAGE_FILE_UP_SYSTEM_ONLY ビットが追加されます。マルチプロセッサ (MP) システムでは、オペレーティング システムによって、UP ドライバの読み込みが拒否されます。
/DRIVER:WDM により、オプションのヘッダーの DllCharacteristics フィールドに IMAGE_DLLCHARACTERISTICS_WDM_DRIVER ビットが設定されます。
/DRIVER が指定されていない場合、リンカはこれらのビットを設定しません。
/DRIVER が指定されている場合
/FIXED:NO が有効です (/FIXED (固定ベース アドレス))。
出力ファイルの拡張子は .sys です。/OUT を使用して、既定のファイル名および拡張子 (/OUT (出力ファイル名)) を変更します。
Visual Studio 開発環境でこのリンカ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「Visual C++ プロジェクトのプロパティの設定」を参照してください。
[リンカ] フォルダをクリックします。
[システム] プロパティ ページをクリックします。
[ドライバ] プロパティを変更します。
このリンカをコードから設定するには
- P:Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine.VCLinkerTool.driver を参照してください。