CHtmlView クラス
更新 : 2007 年 11 月
MFC のドキュメント/ビュー アーキテクチャにおける WebBrowser コントロールの機能を提供します。
class CHtmlView : public CFormView
解説
WebBrowser コントロールは、ユーザーが World Wide Web 上のサイトだけでなく、ローカル ファイル システムおよびネットワーク上のフォルダを参照できるウィンドウです。WebBrowser コントロールはハイパーリンクによるジャンプ、Uniform Resource Locator (URL) ナビゲーションのサポート、および履歴リストを保持します。
MFC アプリケーションでの CHtmlView クラスの使い方
MFC の標準フレームワーク アプリケーション (SDI または MDI) では、通常、ビュー オブジェクトは特別な用途のクラス群の機能を継承します。これらのクラスはすべて CView の派生クラスであり、CView では提供されない特別な用途の機能を提供します。
アプリケーションのビュー クラスを CHtmlView から派生すると、WebBrowser コントロール付きのビューになります。これにより、アプリケーションを Web ブラウザとして使用できます。Web ブラウザ形式のアプリケーションを作成するには、[MFC アプリケーション ウィザード] を使用し、CHtmlView をビュー クラスとして指定することをお勧めします。MFC アプリケーションにおける WebBrowser コントロールの実装および使用方法については、「Web ブラウザ形式の MFC アプリケーションの作成」を参照してください。
メモ : |
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WebBrowser の ActiveX コントロール (つまり CHtmlView) を使用できるのは、Internet Explorer 4.0 以降がインストールされた Windows NT バージョン 4.0 以降で実行されるプログラムだけです。 |
CHtmlView は、Web や HTML ドキュメントにアクセスするアプリケーション用に設計されています。CHtmlView の以下のメンバ関数は、Internet Explorer アプリケーション専用です。これらの関数は WebBrowser コントロールにも継承されますが、何も機能しません。
必要条件
ヘッダー : afxhtml.h
参照
処理手順
MFCIE サンプル : MFC の CHtmlView クラスおよび CReBar クラス