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下位入出力

更新 : 2007 年 11 月

低水準入出力関数は、オペレーティング システムを直接呼び出して、ストリーム入出力よりも低水準の操作を行うときに使用します。低水準入出力の呼び出しは、データのバッファリングや書式化を行いません。

プログラム起動時に開かれた標準ストリームに低水準入出力ルーチンでアクセスするには、次の定義済みファイル記述子を使用します。

ストリーム

ファイル記述子

stdin

0

stdout

1

stderr

2

低水準 I/O ルーチンは、エラーが発生するとグローバル変数 errno を設定します。下位関数を使用する場合、STDIO.H で定義されている EOF (end-of-file) インジケータなどの定数がプログラムで必要なときにだけ、STDIO.H をインクルードする必要があります。

低水準入出力関数

関数

用途

_close

ファイルを閉じます。

_commit

ファイルをディスクにフラッシュします。

_creat、_wcreat

ファイルを作成します。

_dup

指定されたファイルに対して次に使用できるファイル記述子を返します。

_dup2

指定されたファイルに対する第 2 の記述子を作成します。

_eof

ファイルの終端をチェックします。

_lseek、_lseeki64

ファイル ポインタを指定された位置に移動します。

_open、_wopen

ファイルを開きます。

_read

ファイルからデータを読み込みます。

_sopen、_wsopen_sopen_s、_wsopen_s

共有モードでファイルを開きます。

_tell、_telli64

現在のファイル ポインタの位置を取得します。

_umask_umask_s

ファイルのアクセス許可マスクを設定します。

_write

データをファイルに書き込みます。

通常、_dup 関数と _dup2 関数は、定義済みファイル記述子を別のファイルに関連付けるために使用します。

参照

参照

入出力

カテゴリ別ランタイム ルーチン