IPointerInactiveImpl クラス
更新 : 2007 年 11 月
このクラスは、IUnknown および IPointerInactive インターフェイス メソッドを実装します。
template< class T >
class IPointerInactiveImpl
パラメータ
- T
IPointerInactiveImpl の派生クラス。
解説
アクティブでないオブジェクトとは、単に読み込まれているだけ、または実行されているだけのオブジェクトです。アクティブなオブジェクトと違って、アクティブでないオブジェクトは Windows のマウス メッセージやキーボード メッセージを受け取ることができません。このように、アクティブでないオブジェクトはリソースをあまり使わないので、普通は高速です。
IPointerInactive インターフェイスを使用すると、オブジェクトがアクティブでない状態での最小限のマウスをサポートできます。この機能はコントロールに対しては特に有用です。
IPointerInactiveImpl クラスでは、IPointerInactive のメソッドは単純に E_NOTIMPL を返すように実装されています。ただし、デバッグ ビルドでは、IUnknown はダンプ デバイスに情報を送るように実装されています。
関連トピック ATL チュートリアル、ATL プロジェクトの作成
必要条件
ヘッダー : atlctl.h