InputPanel コンポーネント
更新 : 2007 年 11 月
.NET Compact Framework には、InputPanel コンポーネントが含まれます。このコンポーネントを使用すると、Pocket PC および Windows CE が動作するその他のデバイスで使用できるソフト入力パネル (SIP: Soft Input Panel) をプログラムで制御できます。SIP のプログラミングを利用する一般的な例として、SIP が有効か無効かに応じてフォーム上のコントロールの位置やサイズを変更できます。
SIP を使用するためにプログラミングは必要ありません。ユーザーはアイコンをタップして SIP の表示と非表示を切り替えることができます。SIP をプログラミングするには、InputPanel コンポーネントをツールボックスからフォームにドラッグします。
プログラミングでは、Enabled プロパティを使用して SIP を表示したり、Bounds プロパティを使用して SIP のサイズを取得したり、VisibleDesktop プロパティを使用して SIP で占められていないフォーム領域のサイズを確認したりできます。Bounds プロパティは、SIP が有効になっているかどうかに関係なく、Pocket PC に対しては常に 240 (幅) × 80 (高さ) ピクセルを返します。ユーザーの操作によるかプログラミングによるかを問わず、SIP が有効または無効になると EnabledChanged イベントが発生します。
InputPanel.InputMethodCollection を使用して、Pocket PC にインストールされた入力方法のコレクションを取得できます。これには、キーボード、英数字認識機能、ブロック認識機能、その他にデバイスにインストールされた入力方法が含まれます。