CSacl::AddAuditAce

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

CSacl オブジェクトに監査アクセス制御エントリ (ACE: Access Control Entry) を追加します。

bool AddAuditAce(
   const CSid & rSid,
   ACCESS_MASK AccessMask,
   bool bSuccess,
   bool bFailure,
   BYTE AceFlags = 0
) throw(...);
bool AddAuditAce(
   const CSid & rSid,
   ACCESS_MASK AccessMask,
   bool bSuccess,
   bool bFailure,
   BYTE AceFlags,
   const GUID * pObjectType,
   const GUID * pInheritedObjectType 
) throw(...);

パラメータ

rSid
CSid オブジェクト。
AccessMask
指定した CSid オブジェクトについて監査するアクセス権のマスク。
bSuccess
許可されているアクセス試行を監査するかどうかを示す値。監査を有効にするには、フラグを true に設定します。それ以外の場合は、false に設定します。
bFailure
禁止されているアクセス試行を監査するかどうかを示す値。監査を有効にするには、フラグを true に設定します。それ以外の場合は、false に設定します。
AceFlags
ACE 継承を制御するビットフラグのセット。
pObjectType
オブジェクトの種類。
pInheritedObjectType
継承されたオブジェクトの種類。

戻り値

ACE が CSacl オブジェクトに追加された場合は true を返します。それ以外の場合は false を返します。

解説

CSacl オブジェクトはアクセス制御エントリ (ACE: Access Control Entry) を持ちます。このエントリは、セキュリティイベントログに監査レコードを生成するアクセス試行の種類を指定します。ACE はこのメソッドで CSacl オブジェクトに追加されます。2 番目の形式の AddAuditAce は、Windows 2000 以降でのみ使用できます。

AceFlags パラメータに設定できる各種フラグについては、「ACE_HEADER」を参照してください。