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CDBException::m_strStateNativeOrigin

更新 : 2007 年 11 月

例外の原因を説明する文字列を保持します。

解説

文字列の形式は "State:%s,Native:%ld,Origin:%s" です。それぞれのフォーマット コードは次の値に置き変わります。

  • SQLSTATE。ODBC 関数 SQLError のパラメータ szSqlState に返される NULL で終わる 5 文字のエラー コードです。SQLSTATE 値の一覧は、「ODBC Programmer's Reference」の付録「ODBC Error Codes」を参照してください。たとえば、"S0022" が返されます。

  • データ ソース固有のネイティブなエラー コード。SQLError 関数のパラメータ pfNativeError に返されます。たとえば、207 が返されます。

  • SQLError 関数のパラメータ szErrorMsg に返されるエラー メッセージ文字列。このメッセージはそれぞれのかっこで囲まれた複数の名前から構成されます。エラーがその発生元からユーザーに渡されるときに、ODBC の各構成要素 (データ ソース、ドライバ、ドライバ マネージャ) の名前が追加されます。この情報はエラーの原因を突き止める手助けとなります。たとえば、[Microsoft] [ODBC SQL Server Driver] [SQL Server] が返されます。

フレームワークはエラー文字列を解釈して、その構成要素を m_strStateNativeOrigin に置きます。m_strStateNativeOrigin に複数のエラーを入れるときは、エラーを改行で区切ります。フレームワークは人間が判読できるエラー テキストを m_strError に置きます。

この文字列の作成に使うコードの追加情報については、「ODBC Programmer's Reference」の SQLError 関数を参照してください。

使用例

ODBC から : "State:S0022,Native:207,Origin: [Microsoft] [ODBC SQL Server Driver] [SQL Server] Invalid column name 'ColName'"

m_strStateNativeOrigin には : "State:S0022,Native:207,Origin: [Microsoft] [ODBC SQL Server Driver] [SQL Server]"

m_strError には : "Invalid column name 'ColName'"

必要条件

ヘッダー : afxdb.h

参照

参照

CDBException クラス

階層図

CDBException::m_strError

その他の技術情報

CDBException のメンバ