IIf 関数
更新 : 2007 年 11 月
式の評価結果によって、2 つのオブジェクトのうち 1 つを返します。
Public Function IIf( _
ByVal Expression As Boolean, _
ByVal TruePart As Object, _
ByVal FalsePart As Object _
) As Object
パラメータ
Expression
必ず指定します。評価する式をブール型 (Boolean) で指定します。TruePart
必ず指定します。Expression が True に評価された場合に返すオブジェクト (Object) を指定します。FalsePart
必ず指定します。Expression が False に評価された場合に返すオブジェクト (Object) を指定します。
解説
IIf 関数は、Visual C++ の三項の Conditional Operator: ? : と同じように利用できます。
Visual Basic 2008 には、ショートサーキット評価を使用する新しい If 演算子が導入されました。詳細については、「If 演算子」を参照してください。
使用例
IIf 関数を使って、プロシージャ名 checkIt のパラメータ testMe を評価するコード例は、次のとおりです。パラメータ testMe の値が 1,000 よりも大きい場合は "Large" という文字列を返し、1,000 以下の場合は "Small" という文字列を返します。
Function checkIt(ByVal testMe As Integer) As String
Return CStr(IIf(testMe > 1000, "Large", "Small"))
End Function
Option Strict が On の場合、キーワード CStr を使って戻り値を Object から String に明示的に変換しなければならないことに注意してください。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : Interaction
**アセンブリ :**Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)
参照
参照
If...Then...Else ステートメント (Visual Basic)