CArray::InsertAt

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

InsertAt の最初の構文は、1 つの要素 (または、その要素の複数のコピー) を配列の指定された位置に挿入します。

void InsertAt(
   INT_PTR nIndex,
      ARG_TYPE newElement,
   INT_PTR nCount = 1 
);
void InsertAt(
   INT_PTR nStartIndex,
   CArray* pNewArray 
);

パラメータ

nIndex
整数インデックス。GetUpperBound が返す値より大きい値も指定できます。
ARG_TYPE
配列内の要素の型を指定するテンプレートパラメータ。
newElement
配列に格納する要素。
nCount
要素を挿入する回数 (既定では 1)。
nStartIndex
整数インデックス。GetUpperBoundが返す値より大きくてもかまいません。
pNewArray
配列に追加する要素を持つ別の配列。

解説

挿入処理では、そのインデックス位置にある要素を (インデックスを増加することで) シフトアップし、さらにその位置以降にあるすべての要素を順次シフトアップします。

2 つ目の構文は、他の CArray コレクションからすべての要素を nStartIndex で指定した位置から挿入します。

対照的に、SetAt 関数は、指定されている配列要素を置き換えるだけで、要素のシフトは行いません。

使用例

// example for CArray::InsertAt

CArray<CPoint,CPoint> ptArray;

ptArray.Add(CPoint(10,20));   // Element 0
ptArray.Add(CPoint(30,40));   // Element 1 (will become element 2)
ptArray.InsertAt(1, CPoint(50,60));   // New element 1