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CWinThread::ExitInstance

更新 : 2007 年 11 月

フレームワークが呼び出します。オーバーライドされた Run メンバ関数の内部から、スレッドのこのインスタンスを終了させるために呼び出されます。また、InitInstance 関数の呼び出しに失敗したときにも呼び出されます。

virtual int ExitInstance( );

戻り値

スレッドの終了コードを返します。エラーがなかった場合は 0 を返します。エラーが発生した場合は、1 以上の値を返します。この値を取得するには、GetExitCodeThread 関数を呼び出します。

解説

Run メンバ関数以外からはこの関数を呼び出さないでください。このメンバ関数は、ユーザー インターフェイス スレッドでだけ使用されます。

この関数の既定の実装では、m_bAutoDeleteTRUE の場合、CWinThread オブジェクトが削除されます。スレッドの終了時に特別な後処理が必要なときはこの関数をオーバーライドします。ExitInstance 関数の実装では、独自のコードを実行した後に基本クラスのこの関数を呼び出すようにしてください。

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CWinThread クラス

階層図

CWinApp::ExitInstance

その他の技術情報

CWinThread のメンバ