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CRecordView クラス

更新 : 2007 年 11 月

コントロール内にデータベース レコードを表示するビュー。

class AFX_NOVTABLE CRecordView : public CFormView

解説

ビューは、CRecordset オブジェクトに直接接続されているフォーム ビューです。ビューはダイアログ テンプレート リソースから作成され、CRecordset オブジェクトのフィールドをダイアログ テンプレートのコントロールに表示します。CRecordView オブジェクトは、ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) やレコード フィールド エクスチェンジ (RFX) を使って、フォームのコントロールとレコードセットの項目との間のデータの移動を自動化します。また、CRecordView には先頭、次、前、最終のレコードに移動する既定の実装や、現在のビューのレコードを更新するインターフェイスが用意されています。

133zc1xb.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ODBC (Open Database Connectivity) クラスではなく、DAO (Data Access Objects) クラスを使用して作業する場合は、代わりに CDaoRecordView クラスを使用します。詳細については、「データ アクセス プログラミング」を参照してください。

通常、レコード ビューは、アプリケーション ウィザードを使用して作成します。アプリケーション ウィザードは、初期アプリケーションのスケルトンの一部として、レコード ビュー クラスとそれに関連するレコードセット クラスを作成します。アプリケーション ウィザードでレコード ビュー クラスを作成しなくても、後で ClassWizard を使用して作成できます。1 つのフォームだけが必要な場合は、アプリケーション ウィザードを使用した方が簡単です。ClassWizard は、開発工程の後の段階でレコード ビューを使用できるようにします。ClassWizard を使用してレコード ビューとレコードセットを個別に作成し、その後でそれらを結び付けると、より柔軟にレコードセット クラスとその .H/.CPP ファイルの名前を指定できるようになります。この方法では、同じレコードセット クラスに複数のレコード ビューを作成することもできます。

エンド ユーザーがレコード ビューでレコード間を簡単に移動できるように、アプリケーション ウィザードは、先頭、次、前、最後のレコードに移動するためのメニュー (およびオプションのツール バー) リソースを作成します。ClassWizard を使用してレコード ビュー クラスを作成する場合、これらのリソースをメニュー エディタやビットマップ エディタを使用して手動で作成する必要があります。

レコード間の移動の既定の実装については、「IsOnFirstRecord」、「IsOnLastRecord」と「レコード ビューの使用法」を参照してください。

レコード ビューがユーザー インターフェイスを更新できるように、CRecordView はレコードセットでのユーザーの位置を監視します。ユーザーがレコードセットの先頭または終端に到達すると、同じ方向に移動するためのメニュー項目やツール バー ボタンなどのユーザー インターフェイス オブジェクトが無効になるため、それ以上同じ方向には移動できなくなります。

レコード ビューやレコードセット クラスの宣言や使い方の詳細については、「レコード ビュー」の「レコード ビューのデザインと作成」を参照してください。レコード ビューの動作と使い方の詳細については、「レコード ビューの使用法」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxdb.h

スマート デバイス開発者のためのメモ

このクラスは、スマート デバイス プロジェクトではサポートされません。

参照

参照

CFormView クラス

階層図

CRecordset クラス

CFormView クラス

その他の技術情報

CRecordView のメンバ