方法 : ASP.NET アプリケーションのトレースを有効にする
更新 : 2007 年 11 月
トレースは、個々のページで有効にする代わりにアプリケーション全体で有効にできます。その場合、アプリケーションのすべてのページのトレース情報が表示されます。アプリケーションのトレースを使用すると、個々のページを編集せずに簡単にトレースを有効または無効にできるため、アプリケーションの開発時に便利です。アプリケーションが完成したときは、すべてのページのトレースを一度に無効にできます。
アプリケーションのトレースを有効にした場合、ASP.NET は、指定した要求の最大数に達するまで、そのアプリケーションへの各要求に関するトレース情報を収集します。既定の要求数は 10 です。トレース情報はトレース ビューアで表示できます。
既定では、トレース ビューアが要求の限界に到達すると、トレース要求の格納は停止します。ただし、要求の最大数に到達した場合に最も古いデータから破棄し、常に最新のトレース データを格納するようにアプリケーションレベルのトレースを構成できます。詳細については、「アプリケーションレベルの ASP.NET トレースの概要」を参照してください。
メモ : |
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アプリケーションで個々のページのトレースを無効にするには、ページの @ Page ディレクティブの Trace 属性を false に設定します。ページのコードに含めるすべての Write ステートメントまたは Warn ステートメントが格納され、トレース ビューアだけに返されます。 |
アプリケーションのトレースを有効にするには
Web サイトの Web.config ファイルを開きます。Web.config ファイルがない場合、ルート フォルダに新しいファイルを作成して次の内容をコピーします。
<?xml version="1.0"?> <configuration xmlns="https://schemas.microsoft.com/.NetConfiguration/v2.0"> <system.web> </system.web> </configuration>
system.web 要素の子として trace 要素を追加します。
trace 要素の enabled 属性を true に設定します。
関連付けられているページの最後にトレース情報を表示する場合は、trace 要素の pageOutput 属性を true に設定します。トレース情報をトレース ビューアだけに表示するには、pageOutput 属性を false に設定します。
最大 40 までの要求についてトレース情報を収集し、元のサーバー以外のコンピュータのブラウザでトレース ビューアを表示できるようにするアプリケーション トレース構成の例を次に示します。個々のページにトレース情報は表示されません。
<configuration> <system.web> <trace enabled="true" pageOutput="false" requestLimit="40" localOnly="false"/> </system.web> </configuration>
メモ : |
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ASP.NET 構成システムでは大文字小文字が区別されます。 |
参照
処理手順
方法 : トレース ビューアで ASP.NET トレース情報を表示する