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4.1 OMP_SCHEDULE

OMP_SCHEDULE は、スケジュール タイプが runtimefor ディレクティブおよび parallel for ディレクティブにのみ適用されます。このようなループのスケジュール タイプとチャンク サイズは、この環境変数を認識されたスケジュール タイプのいずれかに設定し、オプションの chunk_size に設定することにより、実行時に設定できます。

runtime 以外のスケジュール タイプを持つ for ディレクティブと parallel for ディレクティブについては、OMP_SCHEDULE は無視されます。この環境変数の既定値は実装で定義されています。オプションの chunk_size が設定されている場合、値は正である必要があります。chunk_size が設定されていない場合、static スケジュールの場合を除き、チャンク サイズは 1 とされます。static スケジュールの場合、既定のチャンク サイズは、ループ反復領域がそのループに適用されるスレッド数で分割された値に設定されます。

例 :

setenv OMP_SCHEDULE "guided,4"
setenv OMP_SCHEDULE "dynamic"

クロス リファレンス

  • for ディレクティブについては、11 ページのセクション 2.4.1 を参照してください。

  • parallel for ディレクティブについては、16 ページのセクション 2.5.1 を参照してください。