CInternetFile::SetWriteBufferSize
更新 : 2007 年 11 月
CInternetFile 派生オブジェクトによって使用される一時的な書き込みバッファのサイズを設定します。
BOOL SetWriteBufferSize(
UINT nWriteSize
);
パラメータ
- nWriteSize
バッファのサイズ (バイト数)。
戻り値
正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。呼び出しに失敗した場合は、Win32 の関数 GetLastError を呼び出してエラーの原因を調査できます。
解説
基礎となっている WinInet API ではバッファリングは行われません。書き込みデータの量に関係なく、アプリケーションで効率よくデータを書き込めるようにバッファ サイズを選択してください。通常の Write の呼び出しで大量のデータ (例 : 4KB 以上) を扱う場合は、バッファは必要ありません。しかし、Write を呼び出してデータを小さな単位で書き込む場合、書き込みバッファによりアプリケーションのパフォーマンスが向上します。
既定では、CInternetFile オブジェクトは書き込みバッファをまったく提供しません。このメンバ関数を呼び出す場合、ファイルが書き込みアクセス用に開かれていることを確認する必要があります。書き込みバッファのサイズ変更はいつでもできますが、これを実行すると暗黙に Flush が呼び出されます。
必要条件
ヘッダー : afxinet.h