他のキーフレームでの補間の値の再利用
Microsoft Expression Blend では、既存のキー スプライン補間の値をリソースに変換した後、その補間の値を他のキーフレームに適用して再利用できます。これは、手作業では再現するのが難しい補間効果を他のキーフレームでも作成する場合に便利です。
![]() |
---|
キー スプライン リソースを使用するキーフレームを変更した場合、またはキー スプライン リソースを使用するキーフレームがあるタイムラインにキーフレームを追加した場合、キーフレームはローカル値に変換されます。これが発生した場合は、アートボードの上部に通知メッセージが表示されます。 |
補間の値からリソースへの変換
「キーフレーム間のアニメーションの補間の変更」で説明されている、キー スプライン エディターを使用したキーフレーム補間の変更手順に従って、キーフレームのキー スプライン補間の値を作成します。
[オブジェクトとタイムライン] パネルで、再利用する補間の値を使用するキーフレーム
を選択します。
[プロパティ] パネルの [イージング] で、[KeySpline] プロパティの横にある [詳細プロパティ オプション]
をクリックし、ポップアップ メニューの [新しいリソースに変換] をクリックします。
[KeySpline リソースの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
[名前 (キー)] で、キー スプライン リソースの名前を入力します。この名前が、他の要素がこのリソースを参照し、このリソースを各自に適用する際に使用する名前になります。
[定義先] で、キー スプライン ブラシ リソースを定義する場所に該当するオプションを選択します。
アプリケーション内の任意のドキュメントでリソースを使用できるようにする場合は、[アプリケーション] を選択します。
リソースを現在のドキュメントでのみ使用できるようにする場合は、[このドキュメント] ([Window: Window]) を選択します。
リソースを作成元のオブジェクトまたはその子オブジェクトでのみ使用できるようにする場合は、[このドキュメント (オブジェクト)] を選択します。
他のプロジェクトで再利用できるリソース ディクショナリ ファイルにリソースを定義するには、既存の [リソース ディクショナリ] を選択するか、[新規作成] ボタンをクリックして新しいリソース ディクショナリを作成します。
[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、リソースを作成します。[プロパティ] パネルの KeySpline グラフの回りに色付きのフレームが表示されます。このフレームは、このプロパティで現在リソースが使用されていることを示します。
別のキーフレームへの補間リソースの適用
Expression Blend でストーリーボードを開いた状態で、[オブジェクトとトタイムライン] パネルでキーフレーム
を選択します。
[プロパティ] パネルの [イージング] で、[KeySpline] プロパティの横にある [詳細プロパティ オプション]
をクリックし、[ローカル リソース] をクリックします。次に、このキーフレームに適用するキー スプライン リソースの名前を選択します。
補間リソースの変更
[リソース] パネルで、キー スプライン リソースを定義したノードを展開します。たとえば、リソースを [このドキュメント (Window : Window)] に定義した場合は、[リソース] パネルで [Window] ノードを展開します。
キースプライン リソースの名前を見つけ、[リソースの変更]
をクリックします。キー スプライン エディターが表示されます。
キー スプライン リソースの変更が完了したら、キー スプライン エディターの外側をクリックしてエディターを閉じます。このキー スプライン リソースを使用するすべてのキーフレームが、新しいキー スプライン値を使用するように自動的に更新されます。