カメラの移動
3D コンテンツのカメラは視点を表し、ビデオ カメラと同様に動作します。
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カメラを移動した結果、3D オブジェクトの一部が青い境界ボックスの外側にはみ出した場合は、[プロパティ] パネルの [外観] カテゴリの [ClipToBounds] プロパティをオフにしない限り、ボックスの外側の部分は表示されません。別の対策として、Viewport3D オブジェクトのサイズを調整して大きくすることもできます。 |
[カメラの移動] ツールを使用してカメラを移動するには
[ツール] パネルの [カメラの移動**]**
をクリックします。
アートボード上で 3D オブジェクトをクリックし、マウスをドラッグして、そのオブジェクトの方を向いているカメラを移動します。次の方法で、[カメラの移動] ツールの動作を変更できます。
カメラと対象との距離を調整するには、Alt キーを押しながらカメラをドラッグします。対象に近づける場合は、Alt キーを押しながら上にドラッグし、遠ざける場合は Alt キーを押しながら下にドラッグします。Ctrl キーを押しながらドラッグすると、カメラの動きが XY 平面に制限されます。
X、Y、Z の各方向に 15°ずつ動くようにするには、Shift キーを押しながらドラッグします。
カメラのプロパティを使用してカメラを移動するには
[オブジェクトとタイムライン] パネルで、変更するオブジェクトの [Viewport3D] オブジェクトを展開します。Viewport3D オブジェクトには、カメラを表す子オブジェクトと、環境内ジオメトリを表すコンテナー オブジェクトが含まれています。
カメラのコンテナー オブジェクトを展開し、[Camera] 子オブジェクトを選択します。
[プロパティ] パネルの [カメラ] カテゴリで、次のプロパティを調整できます。
Width 正投影カメラの場合にのみ、この属性を使用して、表示するコンテンツの量を指定できます。この数値を大きくすると、表示されるコンテンツの量が増えます。
Position 環境内のカメラの位置。
Direction 環境内のカメラが向いている方向。
Up Vector このカメラでどの方向を「上」とみなすかを指定します。
Perspective Field of View 遠近投影カメラ専用。カメラを通して見えるコンテンツの量と、ドキュメント内のオブジェクトがカメラによって変形される程度を指定します。値を小さくすると、遠近法によってオブジェクトが変形する程度が低くなります。値を大きくすると、魚眼レンズを通した場合のようにオブジェクトが大幅に変形します。
遠クリップ面/近クリップ面 カメラからオブジェクトまでの距離の最大値と最小値を指定します。オブジェクトは指定の距離以上カメラに近づいたり離れたりすると、表示されなくなります。