プロパティ パネル
Microsoft Expression Blend の [プロパティ] パネルでは、アートボードまたは [オブジェクトとタイムライン] で選択したオブジェクトのプロパティを表示して変更できます。オブジェクト ハンドルを使用してマウスでアートボード上のオブジェクトを直接変更した場合は、プロパティの変更が [プロパティ] パネルに反映されます。逆に、[プロパティ] パネルの [変換] の値エディターを使用してオブジェクトのサイズを変更した場合は、アートボードにあるオブジェクトのサイズも変わります。
ドッキングされていない状態の [プロパティ] パネル
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プロパティの展開可能および折りたたみ可能なカテゴリ。 |
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選択したオブジェクトの名前と種類。 |
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RGB (赤、緑、青) 色空間。下線付きの文字の 1 つ (たとえば、RGB 色空間の R ) をクリックすると、ポップアップ メニューが表示され、サポートされている他の 3 つの色空間のいずれかに変更できます。 |
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[プロパティ] ビューと [イベント] ビューを切り替えるボタン。 |
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この特定のブラシ (オブジェクト全体ではありません) プロパティの透明度を変更するためのアルファ チャネル スライダー。 |
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テキストを入力して、表示されるプロパティを絞り込むための検索ボックス。 |
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最初の色、現在の色、および直前の色を示すボックス。 |
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塗りつぶし、ストローク、前景など、各種のビジュアル プロパティ (ブラシ)。 |
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グラデーションのスポイト ([グラデーション ブラシ] を選択すると表示されます) または [スポイト] ([単色ブラシ] を選択すると表示されます)。 |
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[詳細プロパティ オプション] |
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この色を色リソースに変換し、[色リソース] タブから選択できるようにするボタン。 |
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ブラシ エディターを選択するタブ。[ブラシ] で選択したプロパティは、[ブラシなし]、[単色ブラシ]、[グラデーション ブラシ]、[タイル ブラシ]、または [ブラシ リソース] に設定できます。 |
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色を表す 16 進数値。 |
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単色およびグラデーション ブラシで使用できる [エディター]。 |
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グラデーションの分岐点の付いたスライダー。グラデーション ブラシを選択した場合だけ表示されます。 |
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[ローカル リソース] および [システム リソース ] を含む[色リソース] タブ。このタブで、同じ色を異なるプロパティに適用できます。 |
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グラデーションの種類のボタン : それぞれ線状グラデーションと放射状グラデーションを示します。 |
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色スライダーの付いた色ピッカー。 |
値エディター
[プロパティ] パネルでは、角度、ピクセル、パーセンテージなどの値を入力するための数値エディターが表示されます。たとえば、前の図の RGB 色空間テキスト ボックスには数値エディターがあります。既存の数値をクリックして値を入力したり、対応するスライダーを使用して値を変更したりできます。スライダーを使用する場合は、ポインターをプロパティのテキスト ボックスの上に移動し、数値調整ポインター が表示されたらドラッグします。また、プロパティのテキスト ボックスをクリックし、上下の方向キーを使用して値を変更することもできます。
詳細プロパティ
[プロパティ] パネルのプロパティのほとんどのカテゴリには、展開できる詳細セクションがあります。このセクションを開くには、カテゴリの下部にある [詳細プロパティの表示] をクリックします。詳細プロパティは、使用頻度が低いプロパティです。サブプロパティ エディターやコレクション エディターが表示されるプロパティもあります。
サブプロパティ エディターおよびコレクション エディター
[プロパティ] パネルに表示されるプロパティの中には、値が単一値ではない複雑なものがあります。複数の値のコレクションを表すプロパティや、独自のプロパティを持つオブジェクトを表すプロパティなどが挙げられます。たとえば、[ColumnDefinitions] プロパティまたは [RowDefinitions] プロパティの横にある [このコレクション内のアイテムを編集] をクリックして、行または列を [Grid] レイアウト パネルに追加すると、コレクション エディターが表示され、そこで行や列を追加することができます。[ドキュメント] プロパティの横にある [新規作成] をクリックして、ドキュメントを FlowDocumentScrollViewer オブジェクトに追加すると、[ドキュメント] プロパティの下にサブプロパティ エディターが表示されます。サブプロパティ エディターで、新しいドキュメントのプロパティを表示したり、変更したりできます。
特別な値の設定
詳細プロパティ オプションのポップアップ メニュー (次の図に示します) を使用することでも、プロパティを設定できます。[詳細プロパティ オプション] をクリックし、ポップアップ メニューの項目を選択することで、プロパティをカスタム式、リソース、データバインドに設定したり、プロパティを既定値にリセットしたりすることができます。詳細プロパティ オプションのポップアップ メニューを使用してプロパティを設定した後、プロパティの名前には色付きの枠線が表示されるため、設定された値の種類がわかります。たとえば、プロパティの値を [システム リソース] に設定すると、プロパティ名に緑の枠線が表示されます。
詳細プロパティ オプションのポップアップ メニュー