Azure Backup への DPM データの構成
適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center 2012 R2 Data Protection Manager
ディスクやテープにデータをバックアップするだけでなく、Azure Backup サービスを使用して短期および長期の保存用に Azure クラウドにデータをバックアップすることができます。 これは、いくつかの DPM 展開のシナリオで役に立ちます。
DPM が物理サーバーやバーチャル マシンとしてオンプレミス展開されている場合 — DPM を物理サーバーまたはオンプレミスの Hyper-V バーチャル マシンとして展開している場合、ディスクとテープへのバックアップに加え、Azure Backup を使用してデータをバックアップできます。
DPM が Azure でバーチャル マシンとして展開されている場合 — DPM が Azure バーチャル マシンとして展開されている場合 (System Center 2012 R2 更新プログラム 3 から展開可能)、DPM の Azure バーチャル マシンにアタッチされた Azure のディスクにデータをバックアップしてから、データ記憶域とバックアップを Azure Backup にオフロードすることができます。
Azure Backup を使用する理由
Azure Backup は、DPM をオンプレミスに展開している場合の簡単なオフサイト ストレージの手段になります。 Azure では、データを最大 3360 日格納できます。
DPM を Azure のバーチャル マシンとして展開すると、Azure ディスクから Azure Backup に記憶域をオフロードできるので、Azure Backup に古いデータを、ディスクに新しいデータを格納してスケール アップすることができます。
展開方法
展開要件と制限事項について
展開手順を実行します。 バックアップ資格情報コンテナーを作成し、資格情報コンテナー用の資格情報をダウンロードします。Azure にバックアップするデータがある DPM サーバーに Backup エージェントをインストールして、資格情報コンテナーに各サーバーを登録します。
DPM 保護グループを構成して Azure Backup をデータ記憶域に使用します。