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保護グループ設定の管理

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center Data Protection Manager 2010,System Center 2012 R2 Data Protection Manager

保護グループのさまざまな設定を変更することができます。

  • 保護グループのメンバーを追加または削除する — サーバー、コンピューター、およびワークロードをグループに追加します。

  • 保護グループからデータ ソースを除外する - アプリケーションの特定のファイル データ ソースとファイル データを保護グループから除外できます。 たとえば、データが変更されていない場合や最新の状態でない場合に除外することができます。

  • 記憶域の設定を変更する — 短期的な記憶域、Azure に対するオンライン保護、および長期的なテープの記憶域の設定を変更します。

  • 整合性チェック — レプリケートされたデータの整合性をチェックする方法を指定します。

  • 割り当てられたディスク領域 - 保護グループ内のデータに割り当てられているディスク領域を変更します。

  • 初期レプリケーション — 保護グループで追加または削除されたデータの初期レプリケーションの処理方法 (ネットワーク経由またはオフラインでの手動) を構成します。

  • オンライン バックアップ -Azure Backup の設定を変更します。 既存の保護グループは、オフライン レプリケーションを使用して Azure への初期レプリケーションを実行するように構成できません。 この設定を構成できるのは、新しい保護グループのみです。

保護グループの設定を変更する前に、次の点に注意してください。

  • 再解析ポイント (マウント ポイントや接合ポイントなど) を含むデータ ソースを追加する場合は、保護グループに再解析ポイントのターゲットを含めるかどうかを指定する必要があります。 再解析ポイント自体はレプリケーションされません。データを回復するときは、再解析ポイントを手動で作成し直す必要があります。

  • システム ボリュームとプログラム フォルダーは、ボリュームまたは共有としての保護対象から除外することをお勧めします。 システム ファイルやプログラム フォルダーが含まれているボリュームを保護しても、オペレーティング システムやコンピューターの状態を復元することはできません。 コンピューターの状態を復元するには、コンピューターのシステム状態を保護対象のデータ ソースとして選択する必要があります。

保護グループの設定を変更する

DPM 管理者コンソールのナビゲーション バーで、[保護] をクリックします。 保護グループを選択し、[変更] をクリックしてグループの変更ウィザードを開きます。 オンライン保護が設定されていない場合は、[オンライン保護の追加] をクリックすることもできます。

[変更] をクリックした場合は、ウィザードで次の設定を編集できます。

  1. [グループ メンバーの選択] ページで、保護グループ内のデータ ソースを追加または削除できます。 また、フォルダーを保護から除外することもできます。さらに、ファイル名拡張子を指定することで、ファイルの種類を除外することもできます。

    データ ソースを保護グループから削除すると、状態が [利用可能なレプリカはアクティブではありません] と表示されます。 非アクティブな保護を削除するには、グループ メンバーを選択し、ツール バーの [非アクティブな保護の削除] をクリックします。ディスク上のレプリカを削除するか、テープ上の回復ポイントを期限切れにするかを選択します。 テープは、テープ上の他のデータがすべて期限切れになるまで、空きとはマークされません。

  2. [データの保護方法の選択] ページで、保護グループの短期的および長期的なデータ記憶域の設定を変更することができます。また、保護グループの名前を変更することもできます。 ディスクだけでなく Azure に対しても短期的なバックアップを実行する場合は、[オンライン保護の追加] をクリックします。 記憶域のオプションの設定の詳細については、「データのバックアップ記憶域のセットアップ」をご覧ください。

  3. [短期的な保護ポリシーの指定] ページで、短期的な記憶域の保有期間の範囲、同期とレプリケーションの頻度の設定、および回復ポイント スケジュールを変更できます。

  4. 保護グループに新しいメンバーを追加した場合、または短期的な保護の方法をディスクからテープに変更した場合は、[ディスク割り当ての確認] ページが表示されます。 このページで、保護グループの現在のディスクの割り当てを変更することができます。

  5. 長期的なテープ ベースの保護を追加した場合、[長期的な保護ポリシーの指定] ページが表示されます。 このページで、保有期間の範囲、バックアップの頻度、および長期的な記憶域のバックアップ スケジュールを変更できます。 テープのラベル名を指定することもできます。[テープとライブラリの詳細の選択] ページも表示されます。 このページでは、この保護グループのバックアップに使用するテープとライブラリを指定できます。 バックアップ データを圧縮または暗号化するかどうかを指定することもできます。

  6. [詳細設定オプションの指定] ページで [パフォーマンスの最適化] をクリックすると、データ圧縮、同期の開始時刻、整合性チェックのスケジュールなどのパフォーマンス オプションを変更できます。

[オンライン保護の追加] をクリックすると、オンライン保護データの指定ウィザードで次の操作を実行できます。

  1. [オンライン保護するデータの指定] で、Azure に対してバックアップするデータ ソースを選択します。

  2. [オンライン バックアップ スケジュールの指定] で、ディスク バックアップから Azure にバックアップを実行する頻度を指定します。 バックアップが実行されるたびに回復ポイントが作成されます。

  3. [オンライン保有期間ポリシーの指定] で、Azure で DPM データを保持する期間を指定します。

    Azure への DPM のバックアップに関する詳細については、「Azure への DPM ワークロードのバックアップ」をご覧ください。