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VMM で仮想 NUMA を構成する方法

 

対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager

System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) より、Virtual Machine Manager (VMM) を使用して Hyper-V の Windows Server 2012 で導入された仮想 Non-Uniform Memory Access (NUMA) 機能を構成、展開、および管理できます。 この機能の詳細については、「VMM での仮想 NUMA の展開」を参照してください。 このトピックでは仮想 NUMA を構成するための次の手順について説明します。

  1. 仮想 NUMA 設定の構成 - 新しいバーチャル マシンが作成されると、Hyper-V は仮想 NUMA の既定の設定を指定します。 これらの設定は Hyper-V ホストの NUMA トポロジと同期されています。 たとえば、ホストの持つ 16 のコアと 64 GB が 2 つの NUMA ノードに均等に配分され、物理プロセッサ ソケット 1 つにつき 2 つの NUMA ノードがある場合、ホストに作成されたバーチャル マシンでは [仮想 NUMA ノードあたりの最大プロセッサ数] プロパティが 8、[ソケットあたりの最大仮想 NUMA ノード数] が 2、[仮想 NUMA ノードあたりの最大メモリ (MB)] プロパティが 32 GB にそれぞれ設定されます。 既定の値は必要に応じて変更できます。

  2. 仮想 NUMA のまたがりメモリ割り当ての有効化— 仮想 NUMA のまたがりメモリ割り当てが有効になっていると、個々の仮想 NUMA ノードが非ローカル メモリを割り当てることができます。 この設定が有効にされていない場合、各ノードは 1 つの物理 NUMA ノードからのメモリのみを使用します。 またがりメモリ割り当てが有効かどうかに関係なく、仮想ノードには 1 つまたは複数の基礎ホストの NUMA ノードからのメモリを割り当てることができます。 NUMA のまたがりメモリ割り当ては既定で有効になっています。

仮想 NUMA 設定の構成

仮想 NUMA を有効にして構成するには、次の手順に従います。

仮想 NUMA の設定を構成するには

  1. バーチャル マシンまたはバーチャル マシン テンプレート プロパティの [詳細設定] セクションで、[仮想 NUMA] をクリックします。

  2. [仮想 NUMA ノードあたりの最大プロセッサ数] に、同じバーチャル マシンに属する、1 つの仮想 NUMA ノードで同時に使用できる仮想プロセッサの最大数を指定します。 この設定を最大の帯域幅になるように構成します。 異なる NUMA ノードを使用する異なる NUMA バーチャル マシン。 指定できる最小数は 1、最大数は 32 です。

  3. [仮想 NUMA ノードあたりの最大メモリ (MB)] に、1 つの仮想 NUMA ノードに割り当てが可能な最大メモリ容量を MB 単位で指定します。 指定できる最小値は 8 MB、最大値は 256 GB です。

  4. [ソケットあたりの最大仮想 NUMA ノード数] に、1 つのソケットで許可される仮想 NUMA ノードの最大数を指定します。 指定できる最小数は 1、最大数は 64 です。

仮想 NUMA のまたがりメモリ割り当ての有効化

仮想 NUMA のまたがりメモリ割り当てを有効にしたり無効にするには、次の手順に従います。

仮想 NUMA のまたがりメモリ割り当てを有効または無効にするには

  1. [仮想 NUMA] プロパティ ページで、またがりメモリ割り当てを有効にするには [バーチャル マシンがハードウェア NUMA ノードにまたがることを許可する] を選択します。 またがりメモリ割り当てを無効にするにはチェック ボックスをオフにします。

参照

VMM での仮想 NUMA の展開