クライアント コンピューター データの回復
適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center 2012 - Data Protection Manager,System Center 2012 R2 Data Protection Manager
このトピックの説明に従って、回復ウィザードを使用してクライアント コンピューターのデータを回復できます。 エンドユーザーが自身のデータを回復することもできます。 詳細については、「エンド ユーザー回復の構成およびファイル データの回復」をご覧ください。
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DPM 管理コンソールのナビゲーション バーで、[回復] をクリックします。
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回復するデータを参照または検索し、[結果] ウィンドウでデータを選択します。
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選択できる回復ポイントは、回復ポイント セクションのカレンダーに太字で表示されます。 回復する回復ポイントの太字で示された日付を選択してください。
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[回復可能な項目] ウィンドウで、回復する項目をクリックして選択します。
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[操作] ウィンドウで、[回復] をクリックします。DPM で回復ウィザードが起動します。
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回復する項目の選択を確認し、[次へ] をクリックします。
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実行する回復の種類を次の中から選択します。
[元の場所に回復する]。
警告 クライアント コンピューターに仮想プライベートネットワーク (VPN) 経由で接続している場合には、回復が失敗します。 データを別の場所 (共有など) に復元してから、エンド ユーザーがその共有にアクセスして自身のデータをコピーできるようにすることをお勧めします。
[別の場所に回復する]。[参照] をクリックし、代替の回復先を参照します。[代替回復の宛先の指定] ダイアログ ボックスで、回復先を選択して [OK] をクリックします。
[テープにコピーする]。 このオプションを使用すると、選択したデータを含むボリュームが DPM ライブラリ内のテープにコピーされます。[次へ] をクリックし、[ライブラリの指定] ダイアログ ボックスで、ライブラリの詳細とテープ オプションを選択します。 テープ上でデータを圧縮または暗号化することもできます。
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これらのオプションのいずれかを指定したら、[次へ] をクリックします。
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回復オプションを指定します。
[既存のバージョンの回復の動作]。[コピーの作成]、[スキップ]、または [上書き] を選択します。 このオプションは、手順 7. で [元の場所に回復する] を選択した場合にのみ有効になります。
[セキュリティの復元]。[宛先コンピューターのセキュリティ設定を適用する] または [回復ポイントのバージョンのセキュリティ設定を適用する] を選択します。
[ネットワークの使用帯域幅の調整]。 ネットワークの使用帯域幅の調整を有効にするには、[変更] をクリックします。
[ハードウェア スナップショットを使用した SAN ベースの回復を有効にする]。 迅速な回復のために SAN ベースのハードウェア スナップショットを使用するには、このオプションを選択します。
このオプションは、ハードウェア スナップショット機能が有効になっている SAN があり、その SAN が複製を作成および分割して書き込み可能にする機能を備えており、保護対象のコンピューターと DPM サーバーがその同じ SAN に接続されている場合にのみ、有効になります。
[通知]。[この回復が完了したら電子メールを送信する] をクリックし、通知を受け取る受信者を指定します。 電子メール アドレスはコンマで区切ります。
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これらのオプションに対する選択を行ったら、[次へ] をクリックします。
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回復の設定を確認し、[回復] をクリックします。
[!メモ]
回復の実行中は、選択した回復項目の同期ジョブはすべて取り消されます。