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Configuration Manager の Unicode および ASCII サポートのテクニカル リファレンス

 

適用対象: System Center 2012 Configuration Manager,System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1

System Center 2012 Configuration Manager では、Unicode 文字を使ってほとんどのオブジェクトが作成されます。 ただし、オブジェクトによっては ASCII 文字のみをサポートするものや、その他の制限が適用されるものもあります。

以下のセクションで、ASCII 文字セットを使用する必要のあるオブジェクトと、追加制限が適用されるオブジェクトについて説明します。

  • ASCII 文字を使用するオブジェクト

  • その他の制限事項

  • ローカライズされない Configuration Manager オブジェクト

ASCII 文字を使用するオブジェクト

Configuration Manager では、次のオブジェクトを作成する場合にのみ ASCII 文字セットがサポートされます。

  • サイト コード

  • すべてのサイト システム サーバーのコンピューター名

  • 次の Configuration Manager アカウント:

    [!メモ]

    ロシア語で実行されるサイトでは、次のアカウントは ASCII 文字と RUS 文字をサポートします。

    • クライアント プッシュ インストール アカウント

    • 稼動状態の基準の公開アカウント

    • 稼動状態の基準のクエリ アカウント

    • 管理ポイント データベース接続アカウント

    • ネットワーク アクセス アカウント

    • パッケージ アクセス アカウント

    • 標準センダー アカウント:

    • サイト システムのインストール アカウント

    • ソフトウェアの更新ポイントの接続アカウント

    • ソフトウェアの更新ポイントのプロキシ サーバー アカウント

    [!メモ]

    役割に基づいた管理権限を持つアカウントは Unicode をサポートします。

    レポート サービス ポイント アカウントは、Unicode をサポートしますが、RUS 文字の例外が適用されます。

  • サイト サーバーとサイト システムの FQDN

  • Configuration Manager のインストール パス

  • SQL Server インスタンス名

  • 次のサイト システムの役割のパス:

    • アプリケーション カタログ Web サービス ポイント

    • アプリケーション カタログ Web サイト ポイント

    • 登録ポイント

    • 登録プロキシ ポイント

    • レポート サービス ポイント

    • 状態移行ポイント

  • 次のフォルダーのパス:

    • クライアントの状態移行データを保管するフォルダー

    • Configuration Manager レポートを格納するフォルダー

    • Configuration Manager のバックアップを保管するフォルダー

    • サイトのセットアップのインストール ソース ファイルを保管するフォルダー

    • セットアップが使用する前提条件のダウンロードをを保管するフォルダー

  • 次のオブジェクトのパス:

    • IIS の Web サイト

    • 仮想アプリケーションのインストール パス

    • 仮想アプリケーション名

  • AMT と帯域外管理用の次のオブジェクト:

    • AMT 搭載コンピューターの FQDN

    • AMT 搭載コンピューターのコンピューター名

    • ドメイン NetBIOS 名

    • ワイヤレス プロファイル名と SSID

    • 信頼されたルート証明機関名

    • 証明機関 (CA) の名前とテンプレート名

    • IDE リダイレクト イメージ ファイルのファイル名とパス

    • AMT データ記憶域のコンテンツ

  • ブート メディアの .ISO ファイル名

その他の制限事項

サポートされる文字セットと言語バージョンに関するその他の制限事項は以下のとおりです。

  • Configuration Manager は、サイト サーバー コンピューターのロケールの変更をサポートしません。

  • エンタープライズ証明機関 (CA) は、2 バイト文字セット (DBCS) を使用するクライアント コンピューター名をサポートしません。 使用可能なクライアント コンピューター名は、PKI の IA5 文字の制限を受けます。 さらに、Configuration Manager では、DBCS を使用する CA 名またはサブネット名値をサポートしていません。

ローカライズされない Configuration Manager オブジェクト

Configuration Manager データベースは、保存されるほとんどのオブジェクトに対して Unicode をサポートし、可能な場合、この情報をコンピューターのロケールと一致するオペレーティング システム言語で表示します。 クライアント インターフェイスまたは Configuration Manager コンソールで、情報をコンピューターのオペレーティング システム言語で表示するためには、コンピューターのロケールが、サイトにインストールしているクライアントの言語またはサーバーの言語と一致している必要があります。

ただし、一部の Configuration Manager オブジェクトは Unicode をサポートしていないため、それらのオブジェクトは ASCII を使用してデータベースに保存されるか、言語に関する追加の制限事項が発生します。 この情報は常に、ASCII 文字セットを使用して表示されるか、オブジェクトの作成時に使用した言語で表示されます。