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VMM での Hyper-V ホスト クラスターのプロパティの構成

 

対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager、System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager、System Center 2012 - Virtual Machine Manager

Hyper-V ホスト クラスターを Virtual Machine Manager (VMM) に追加した後は、次の表に説明されているホスト クラスターのプロパティを表示および構成できます。

タブ 設定
全般 クラスターの名前、ホスト グループ、および説明を表示します。 また、[クラスター予約 (ノード)] 設定を構成し、クラスターの予約状態とクラスターの予約の詳細を表示することもできます。

 [クラスター予約 (ノード)] 設定では、ホスト クラスターに展開されているすべてのバーチャル マシンをサポートしながら、クラスターが支持できるノード障害の数を指定します。 クラスターが指定されたノード障害の数に耐えられず、バーチャル マシンすべての実行を維持する場合、クラスターは過剰コミット状態になります。 過剰コミット状態になると、バーチャル マシンを配置している間、クラスター化されたホストが受ける評価は 0 になります。 管理者は手動配置でこの評価を上書きし、高可用なバーチャル マシンを過剰コミット状態のクラスターに配置できます。
Status ホスト クラスターの詳細な状態情報を表示します。 次の情報を表示できます。

- クラスター検証テストが実行されたかどうか、およびそのテストが成功したかどうか。 クラスター検証テストを実行した場合、レポートのリンクが表示されます。 Note: レポートにアクセスするには、レポートがあるクラスター ノードに管理者権限を持っている必要があります。 Tip:      VMM では、オンデマンドのクラスター検証を実行できます。 この場合、[ファブリック] ワークスペースで、ホスト クラスターを探してクリックします。 次に、[ホスト クラスター] タブの [クラスターの検証] をクリックします。 クラスターの検証がすぐに開始されます。
- クラスターのコア リソースがオンラインかどうか。
- クォーラム内のディスク監視がオンラインかどうか。
- 各ノードのクラスター サービスがオンラインかどうか。
使用可能な記憶域 ホスト クラスターに割り当てられている使用可能な記憶域を表示します。 使用可能な記憶域とは、クラスター共有ボリューム (CSV) ではないホスト クラスターに割り当てられている記憶域論理ユニットです。

次の操作を実行することもできます。

- VMM で管理されている記憶域論理ユニットを追加および削除します。
- 使用可能な記憶域を共有記憶域 (CSV) に変換します。

Hyper-V ホスト クラスターの記憶域を構成する方法の詳細については、「VMM で Hyper-V ホスト クラスターの記憶域を構成する方法」を参照してください。
共有ボリューム ホスト クラスターに割り当てられている共有ボリューム (CSV) を表示します。 次の操作を実行することもできます。

- VMM で管理されている CSV を追加および削除します。
- CSV を使用可能な (CSV ではない) 記憶域に変換します。

Hyper-V ホスト クラスターの記憶域を構成する方法の詳細については、「VMM で Hyper-V ホスト クラスターの記憶域を構成する方法」を参照してください。
仮想ネットワーク すべてのクラスター ノードに共通する外部仮想ネットワークを表示します。

また、[仮想ネットワーク] タブから、すべてのノードに共通する外部仮想ネットワークを作成および編集できます。

すべてのクラスター ノードに共通する外部仮想ネットワークを作成するには、使用する論理ネットワークを各 Hyper-V ホストの物理ネットワーク アダプターに関連付ける必要があります。 また、各ノードの物理ネットワーク アダプターと関連付ける論理ネットワークは、同じにする必要があります (これには、関連付けられている VLAN ID も含まれます)。 次に、[作成] をクリックし、論理ネットワークを選択し、仮想ネットワークの名前を入力し、ホスト アクセスを有効にするかどうかを構成して、[作成] をクリックします。[OK] をクリックして、変更を適用します。 Note: 論理ネットワークの関連付けの詳細については、「VMM で HYPER-V ホスト上のネットワーク設定を構成する方法」の「前提条件」と「論理ネットワークを物理ネットワーク アダプターと関連付けるには (外部仮想ネットワーク用)」を参照してください。
カスタム プロパティ カスタム プロパティの割り当てと管理を行うことができます。

このセクションの内容

管理される Hyper-V ホスト クラスターで記憶域を構成する方法の詳細について説明します。

トピック 説明
VMM で Hyper-V ホスト クラスターの記憶域を構成する方法 Hyper-V ホスト クラスターで VMM の管理下にある共有および使用可能な記憶域の作成、割り当て、および削除を行う方法について説明します。

参照

VMM の Hyper-V ホスト クラスターの作成と変更